友人と久々に会ってきて、たくさんの話をする中で

学生の頃に受けた授業で特に覚えている話って何?って話題になりました。


友人の記憶に特に残ってる授業は、
大学1年生の一番はじめに受けた「アート(芸術)を定義しなさい」という授業。

 

それぞれ学生さんたちが、それぞれで定義する芸術について話し合った後、

授業の場を作ってた先生が、ご自身の持つアートの定義を話してくれたそうな。

 

「アート(芸術)とは、ひとの手によるものである」

人の手にかかるものは、すべてがアートであるから。

 日常のものも、すべてのものがアートなんだ。

 

 

それを聞いて思った。

人の手にかかるもの。

 それは、モノだけじゃなくて。

 空間であったり、部屋であったり、食べるものであったり。

その人のもつ暮らしそのものも、人の手にかかるもの。すなわち、アートなんじゃないか。

 

その人のもつ空気のような雰囲気のようなもの。

 目に見えないけれども、確かに感じられるもの。

そのひとの過ごしてきた時間や場所や全ての空気をミックスしたもの、

それも、アートなんじゃないか と。

 

そうなると、もう。

生きている。 そのことが、すでにアート。芸術。

 

 

 

生きているってことが、すでにその人の作品。

 その暮らしが、考えが、行動が。全部、その人による作品。

アート作品は、作り出す人の意図もあるけれど、

 それを観る側の意図もあわせて、その折の完成を見る。

 

 わたしが、わたしでみることのできる作品の形は、

周りから見てみることのできた作品とは違う形。

それでも、

...わたしの「生きること」は、どんな形だろう?

   どんな形になっていきたいだろう、

   どんな風になっていこうとしてるだろう?

 

これまでみたもの、これから見ると決めたもの。

そういったものをつなぎ合わせて、

 じぶんの「生きること」を見てみるのもいいかもしれない。

 

 

今日も読んでくださってありがとう虹