昨日は新橋の教室で仕事を終えた後、弟子の親しい方の絵と書の展覧会を
表参道へ観に行きました。
明るいギャラリーのその会場は
なかなか気持ちの良い空間でした。
以前私が銀座で展覧会を開いたときに来てくださったこの方は
かれこれ７年は前になるのにほとんどお変わりなく
若い！！若い！！とてもお若い80代でした。
後ろの壁面一面の書のコンセプトは「いじるな九条」
田嶋陽子さんの作品は
私の表現している書とは別の表現方法です。
いくつもの大小の書の中で
私はこの作品が一番心に響きました。
しばらく前で眺めて過ごしました。
読んでみると
殺すな
殺されるな
いじるな九条
憲法9条を守らないといけないという強烈なエネルギーが溢れてます。
紙と筆と墨を使うことは私の表現方法と一緒ですが
ここには”シャウト”と言ったらいいか
強烈な声と思いが込められていました。
９条は本当に壊されてはならないと私も思っています。
会場でお話すると
今回も明るいお人柄はテレビの画面と一緒ですが
ちょっと怖い乱暴な感じは微塵もありません。
むしろ遠慮がちに話される場面もあり
私の弟子が親しくお付き合いさせていただいてるのが
よくわかりましたね。
メディアというものは本来の姿をそこに見せてくれるものとは限らないとは分かっていますが
この方とお話してもそれを感じずにはいられませんでした。
田嶋陽子さん、今度は三越ホールでのシャンソンをぜひお聞きしたいと思います。