前回の続きからです | marinのブログ

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レオ&ルナと共に!

 

続きです

その方が見学にいらしたのはお子さんが小学4年生になったばかりの時でした。

お子さんとそのお友達の書道教室を探していたのです。

 

事前の電話の問い合わせで

教室の見学は無理でしょうかと言われました。

 

見学は特に設けていませんがご希望ならと

 

さらに

指導中はとても忙しいので

ゆっくりお話しする時間は持てませんがそれで良ければどうぞと言いました

 

 

1時間後、クラス入れ替えの時にすぐに二人の入会を申し込まれ

さらに私も勉強したいと言われました

これには私も驚きましたニコニコ

 

現役の教師なので私の開いている一般の時間には来られないので

小中高生の最終のクラスで勉強させてもらえないかと・・・

 

 

最終にちゃんと入れるならいらしてください

ここは借りている会場なので遅刻してもこれ以上延長はできませんがいいですか?

 

 

あれから25年

その方はお嬢さんが退会しても続けていました。

 

 

発病して体調がキツい時も

やっぱり頑張って今日ここにきて良かった!

先生とこうしてお話しすると不思議なくらい元気をもらえると

何度も言われました

 

 

そうして見事な打ち上げ花火を最後に上げて逝ってしまいました。

きっとその作品も

郵送ではなく自ら教室に持参したかったのではと思います・・・

 

 

3日の日にお嬢さんからの連絡を受けご自宅に対面に行きました。

11月にお会いした、その最後の教室の時の童女をさらに美しくした

優しさ溢れるお顔が

なんと!ほんのり笑みをたたえていました。

 

 

お許しを得て彼女に触れながら

伝えたい言葉を語りかけてきましたが

立ち去り難く・・・

 

 

 

ご主人から最期の様子をお聞きして

もう一度そばに行き

今度は誰にも聞こえない一番小さな声で最期の言葉を伝えました。

 

 

すると一瞬微笑んでいた口元が微かに動いたように感じたのは

気のせいだったでしょうか・・・

 

 

ご葬儀には彼女のお軸の作品が飾られていました。

まるでそこに彼女がいるようでした。

 

 

元気いっぱいのこの方に案内されて行った郷里「佐原」での2017年4月のブログです。

山車が次々と見事でした