展覧会を観に上野に行きました。
国立新美術館ができてからは都美術館に行くことがめっきり少なくなり
足が遠のいていました。
コロナ中は行っていなかったので4年ぶりぐらいだったか。
驚いたのは
JR公園口の改札と駅舎が全く別の姿になっていたことでした。
いつも坂道の下の地下鉄からここまで上がってきますが、ビターチョコみたいな色に変貌して、
改札も一番端に移動していました。
展覧会を観た後に不忍池に下ってみました。
河津桜が本数は少ないですが春を告げていました。
折しも今日はとても暖かい日で、コートがいらないぐらいでしたから
なお、この桜を嬉しい気持ちで眺めてきましたよ。
不忍池の見事な碑がありました。
私はいつも対岸の方を見ていたのでこちら側には初めてきたのです。
どんな書家が書かれたのか
素晴らしい書でしたので裏に回って読んでみると
書家ではなく名士の手によるものでした。
昔の方の技量は今のプロ並みのすごいものがありますね。
茂みにはサギもいました
眺めていたら
鳥の生態に詳しい年配の男性が横からさりげなく目の前の鳥、
あちら側の鳥などについて説明してくださり
親切にしていただきました
一頻りお話を賜ったのち池の方に移動してみました。
すると・・・池に並ぶポールの先端にこの子がいました。
きょとんとした眼差しで可愛いでしょ?
ちょっと引いてご覧に入れると
多分カモメでしょうこの子たちが、オブジェのように全てのポールの先端を飾っていました。
でも・・・・
鳥の数ほどポールはなく、ここに止まりたいよ〜という別のカモメが
いきなり襲撃してきて争奪戦もそこここで見られました。
居場所を取られてしまったかもめは
悔し紛れに今いた自分の前のポールのカモメを襲って我がものにする。
すると伝染したようにまたその取られてしまった鳥が前に向かって同じことをする。
ドミノ倒しみたいに次々列の先端まで行くのかな。そして池を半周するのかな。
と興味深く観察していたら途中で奪われた一羽が
もうやってらんないわーーー
と言ってるかのように空を旋回し木の中に吸い込まれていきました。
都会の中のオアシスでした。暖かくてみんな幸せそうに見えました。
このまま本当に温かい気持ちで暮らせる
そんな時代が来たならなぁ〜と
思わずにはいられませんでした。
葛西臨海公園も神宮外苑の樹木も伐採して太陽光パネルを並べるとか、オフィスビルを建てるとか
都知事さんの思考回路どうかしてますね。
「月の松」と書かれた看板があった松
3時に獣医さんのところでレオの薬をもらうために
ここで時間潰しのつもりでしたが
潰すどころか思いがけず生きた時間をいただけて、心満たされて地下鉄に乗りました。