小さな役者の覚悟というもの 〜團十郎襲名公演より〜 | marinのブログ

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レオ&ルナと共に!

 

次の出品の作品に追われながらも、團十郎の襲名公演を見に行ったり

妹のステージを聴きに行ったり

忙しく過ごしていました。

 

 

 

 

これは村上隆制作の歌舞伎座團十郎襲名公演の祝幕です。

ど迫力のこれが休憩から帰ってきたら目の前に広がっていて、息を呑みました。

 

これは松竹が撮影したものです。

 

 

 

 

成田屋の十八番の出し物の成田屋演じる人物がずらりと並んでいます。

 

歌舞伎独特の絵とは違いますが

見事な村上隆の世界が伝統の世界に新しい息吹を与えていました。

 

 

 

舞台の中央の位置から私がスマホで撮ったのはこれです。

明るい照明の中で見るよりも、上の写真の暗めの照明の方が奥行きを感じ

登場人物のそれぞれのうちなるパワーがひしめいているように見えますね。

 

 

 

 

左側に團十郎と今回新之助としての初舞台を踏んだ勸玄くんが

同じ衣装を着た外郎売りの姿で描かれています。

 

彼はまだ10歳ぐらいなはずですが

見事に3分以上に及ぶ長台詞を

しかも滑舌の訓練にアナウンサーがする噛みやすい言葉を

詰まることなく、何一つ飛ばすことなく終えました。

 

拍手喝采でした。

 

一人の役者としての覚悟が、台詞にも動きにも切った見得にも

しっかりと入っていて

それが客席の一人一人に伝わって来るのでした。

 

立派でした。

 

 

私の連れの友人は泣いていました。素晴らしいと目頭を押さえていました。

ハンカチがあちらこちらの席でみられました。

 

 

團十郎の襲名公演なのに

父親の分も全部持っていってしまうほどの声援が小さい役者さんに注がれて

いつもの歌舞伎座のエネルギーとは異質なものを感じました。

 

きっと立派な役者さんに成長することでしょう。

見守っていきたいと思いました。