朝晩に吹く風が秋のニュアンスを運んでくる今日この頃。
夏を通して強い日差しを浴びたお肌には、この時期、日焼けによるシミやくすみなど夏の疲れが出がちです。
ここはハーブのもつ“抗酸化作用”で、しっかりリカバーしていきましょう
8月のレッスン風景から、ハーブ美容のアイデアをご紹介します♪
まずは、ハーブと精油をつかった「しっとりジェル」づくり。
今回はゼラニウムの精油で皮脂バランスの回復・シワやシミの予防をめざし、
ジャーマンカモミールティーで鎮静・保湿に努めます
>>> 材料 <<< 30ml容量の瓶1本分
ハーブティー(ジャーマンカモミール) 30ml
ゼラニウム精油 1滴
キサンタンガム 小さじ1/8
グリセリン 3ml
計量スプーン、かき混ぜ棒、ビーカー(小)
1. ジャーマンカモミールティーを先に淹れておき、自然に冷ましておきます
2. グリセリンとゼラニウム精油とキサンタンガムを入れてます
3. 冷めたジャーマンカモミールを容器に入れて、かき混ぜ棒でよく混ぜます
ジェルのとろとろ具合は、キサンタンガム(=ジェル基剤)の量で調節できます。
ダマになりやすいですがよくかき混ぜたり、容器を振ったりして、
しばらく時間をおくと馴染んできますよ。
グリセリンは保湿剤として使います。保湿だからと言ってたくさん入れすぎると、かえって皮膚自体の水分を奪ってしまうので3mlくらいを目安に加えましょう。
グリセリンがない時は、純粋はちみつで代用しても良いと思います。
更に、さっぱりした仕上がりのジェルにしたい時は、グリセリンの代わりに
無水エタノールを同量加えてみてくださいね!
ちなみに今回はゼラニウムの精油を使いましたが、
代わりにペパーミント精油を使えば、仕上がりもスーッとして
真夏の日焼け肌のクールダウンジェルとしてもきもちよくお使いいただけます
意外と万能なんですよ。
冷蔵庫など涼しいところに保管して、1週間程度で使いきりましょう。
参加者の皆さんからは、
材料がそろうとすごく簡単にできるね~ という声や、
ジェルでしっとりするからお風呂あがりにいいかも!
優しい良い香りがする!
という嬉しいお声をいただきました
そしてもうひとつは。「簡単ハンガリーウォーターミスト」づくり。
本来のハンガリーウォーターはハーブを使って1ヶ月以上アルコールに浸けておく時間が必要なのですが、
今回はそのハンガリーウォーターレシピを元に、精油を利用することですぐにつくれて・すぐに使える
お手軽なミスト(化粧水)づくりにトライしました!
>>> 材料 <<< 20ml容量の瓶1本分
精油:ローズマリー 1滴 オレンジまたはペパーミント 1滴
無水エタノール 2ml
ハーブティー(ローズ) 18ml
1. まずは濃いめのローズティーを淹れ冷まします
2. 無水エタノールを計って入れます
3. 精油を加えます
4. 瓶をよく振って、中身を混ぜます
使うときには、瓶を上下によく振ってミストしましょう。
また、オレンジ精油を使うときは光毒性(紫外線による皮膚のかぶれや刺激)を防ぐために、
夜のみ使用するようにしてくださいね。
ところで本日のハーブティーは、ハーブでつくるハンガリーウォーターのレシピを
実際に飲んでみたらどんな味わいになるか?・・・ということで・・・
ローズマリー、ローズ、ペパーミント、オレンジピール、レモンピール。
分量の配合もハンガリーウォーターレシピに忠実にローズマリー多めにして、
皆さんでいただきました。
ローズマリーとペパーミントのスーっとした味わいと
ローズの華やかで甘いアロマ、シトラス系のさわやかさが心地よいブレンド!
実際のお味や香りを、是非皆さんお試し下さいね~。