2月分。

お久し鰤の【月間】かな。

幾つか読んではいるのですが感想書くのが追いつかず。

今日は書く時間があるので記します。

 

『ルビンの壺が割れた』

著:宿野かほる

 

書店でおすすめされていました。

日本一の大どんでん返し、なんて書いてて気になる。

しかも薄いのですぐに読めると思い購入。

 

あらすじは・・●年前結婚を約束した彼女に、フェイスブックでメッセージを送信した

ところから始まります。

2人のやりとりで、過去が見えてきます。

やりとりを読んでいくうちに、疑いを持ちました。

これは……。果たして正常な状態なのか?

大どんでん返しとキャッチコピーがあるのだから

なにか仕掛けがあるはず。

自分なりに予想を立てて読み進める。

時折言葉の端に気になることばを見つける。

 

ネタバレしたくないので慎重に。

まず手法(文章の展開のしかた)が、私好きな感じです。

あとがきにも書いてあるように、ジャンル分けが難しいです。

全て読み終えてから、考えてみる。

2人の気持ち、心情を。

 

文中、あっと思った箇所があります。

昔の人と比べてもしかたがない、みたいなところ。

そうだ。時代や文化や環境が違うのに

『~に比べると幸せだよ、それは甘えだよ』は違うよぬ。納得。

 

どんでん返しも合っていると思いますがラストについて

私はスカっとしましたね。