母とちょこっと旅 番外編
今回上海から北京への旅行に使った中国の新幹線、通称ガオティエ。
ほんとうに、いつも満席に近い乗車率だそうで、中国の人たちの足となっているようです。ガオティエに乗ったついでに思い出したのですが、昨年夏に日本から友人が上海に遊びにきた時に、中国の内陸の方にある「武漢」という街に行こうということになりました。
三国志が好きな人なら聞いたことがある街かもしれないですね。
さてさて、ガオティエにのると日本の新幹線と同じくお弁当や飲み物、お菓子などがワゴンに乗って販売されています。ホットコーヒーもありますよ。
新幹線にのると、なぜだかホットコーヒーをついつい頼んじゃうんですよね~。
そんな話はいいとして、ワゴンでお弁当が売られてきたのを見て、友人が「お腹減ったなあ。あれいくらなんだろう」と言ったので販売していたお姉さんに聞いてみることにしました。
私たち「いくらですか?」
お姉さん「50元(約1000円)です。」
お弁当は日本と同じく、白ご飯、メイン(中華の炒め物)、副菜数品といった定番のお弁当。
けれども味がおいしいかもわからないし、それで50元(1000円)は高いなという友人の反応に私はつい、ケチくさ根性が顔をだし・・、
私「30元じゃだめですか?」
まさかの値切り交渉。
しかし、お姉さんは、
「うーん、45元でどう?」
まさかまさかの値切り成功じゃん!と内心驚きながら友人に伺うと、それでも45元(900円)は高いということになり結局買いませんでした。
ワゴンが通り過ぎていき、お腹が空いているならお菓子を食べようと、お弁当の代わりに持っていたお菓子を食べ始めた私たち。車窓を眺めていると、相変わらずの曇り空の中どんどんと中国内陸へ進んでいきます。
しばらくすると、お弁当を売っていたお姉さんが帰ってきました。
一番前の車両まで売ってきたのか、お弁当もだいぶ売れたようで、ワゴンではなくお盆に幾つかのせて売っています。
私たちの横に来たとき、お姉さんがふと私に
「30元(600円)でいいわ!」と一言。
ええ!と驚くもどうやらお弁当を売りきりたいのかなと思いつつ、友人に伺うと
「うーん、お菓子たべちゃったからもういらないかも。」
とあまり欲しくないもよう。
友人よ、勝手に値切ったのは私だけどさ、ここまでお姉さんが折れてくれたんだからたった30元払ってやってもいいではないのかと少々思いつつ、やんわりお断りをお姉さんに告げました。

まあ、こんなやりとりも旅の醍醐味ですかな、なんてふけっていると、ドタドタドタとお姉さんが引き返してきて、
「15元(300円)でいいよ。」
友人「買います。」と即答。
そしてウマイ、ウマイと完食。食べれるんやないかい!
駅弁が50元(1000円)が15元(300円)に値切れるなんて、日本の感覚からするとありえないけれど、中国ではなんでも交渉したもんがちなのかしらね。
すんなりと素直に受け入れてしまうと割高のものを渡される羽目になり、バカをみるということなのかもしれないと色々と勉強になりましたけど、まあこれ(値切り交渉)をどの国でもやってしまうと、「品がない」とか「がめつい」といった不評をかってしまうのだろうし、国によって気をつけないといけないですよね。
ところで、私たちが最後お姉さんからお弁当を買っているときに、通路を挟んで隣のおじさんがそれをみて、
「こっちにもお弁当ひとつ頂戴。いくら?」
と聞くと、
「50元(1000円)です。」
となに食わぬ顔で言い、ちゃんと50元で売っていたので目を丸くしてしまいました。
うん、まあ世の中ってそういうことなのかもしれない、と悟るのでした。
