眩しい朝陽や

 

 

 

 

美しい夕陽

 

 

 

 

川面に揺れる大きな月

 

 

 

 

霞んだ夏の星空

 

 

 

 

好きとか

 

 

 

 

大好きとか

 

 

 

そんな言葉が溢れだして

 

 

 

 

傍にいさせて

 

 

 

とか

 

 

 

傍にいたいとか

 

 

 

そんな気持ちが溢れだして

 

 

 

 

抱き寄せられて

 

 

 

 

 

住宅街の片隅で唇重ねて

 

 

 

 

 

もう後戻り出来ない

 

 

 

 

 

自分の感情に嘘はつけない

 

 

 

 

 

今でも忘れられない

 

 

 

 

 

あの時の感情

 

 

 

 

 

今でも僕の心に焦げ付いてる

いつも人は何かを探し続けるのだろうか


遠い日の温もりだったり


あなたの声だったり


些細な優しさだったり


あなたのくしゃみだったり


心に残った言葉だったり


あなたの瞬きだったり


風に薫る風景だったり


あなたの後ろ姿だったり


探しては見失って


見失っては見つけて


その繰り返し

これでよかった

この結末でよかった

後悔だとか未練だとか思ったこともないけれど

今まで必死にやってきたから

ずっとずっとあなたの面影から逃げるように

夢中で走ってきたんだ

でも気づいたら

面影どころか

あなたの存在はもうすでに僕の中にいて

17歳の僕と

37歳の僕と

どちらの僕にも変わらずにあなたが存在していて

たまに夢に出てきては

相変わらず僕の手を温めてくれたり

僕をみて微笑んだり

たまに怒ってみせたり

遠くから見つけてくれたり

結局

もうあなたは僕の永遠なんだ

どんなに時が経っても

あなたはあなたのままで僕の中に存在し続けるんだ

きっとそれを古い傷っていうんだ

きっと。






忘れた頃にあなたの夢をみる。


あなたのいない生活に慣れてきたのに。


何年もかけてここにたどり着いたのに。


忘れた頃にあなたの夢をみる。


温かくて。


優しくて。


なんだか切なくて。


最後が見えてる恋だった。


最後にはあなたの傍には僕がいないことを解ってたから。


いつもこの季節になるとあなたの夢をみる。


ネガティブな言葉を発するとなぜか少し前向きになれる気がする。


ネガティブになるのは否定じゃなくて確認なんだ。


迷わなければ辿り着きたい場所へは辿り着けない。


今までの時間のなかで何度迷って、戸惑っては見つけてきたんだろう。


だから今という時間を大切に生きよう。
あなたは光でも、影でもあった。



あなたの全てを感じては、ぼとぼとと溢れるようにひとつづつ何かを失っている気がした。


あなたを心から大好きだった。


大好きで大好きでどうしようもなかった。


でもその感情ももう過去のもの。


もうあなたの知らない僕になったんだよ。
昔、同性愛は病気だと言われてた。



それは今も大して変わっていないのかも知れないけれど徐々に市民権は得るようになった。




僕自身、同姓愛者であることを後悔したことがないと言ったら嘘になる。
小学生の頃から男が好きだって事に気付いていたし、異性に告白するのも演技だった。
何をするにももう一人の自分をイメージして、周りが求めるものに忠実に自分を表現した。
それもなんだか窮屈で、退屈で同世代の友人とつるむことが馬鹿馬鹿しくてちょっと離れたところから皆を眺めてた。





適齢期という誰が決めたかも解らない年齢になったとき自分はなんだか空っぽで、無意味な存在に思えた。






同性愛者であっても結婚や出産を経験することはゼロではないけれどパーセンテージは格段に異性愛者よりも低いのが現実。
その現実を受け入れる事は自分ではなく両親、兄弟に申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。
この思いは訳知り顔の理解者であっても同性愛者である苦しみや悲しみを100%理解するのは難しいと思う。
別に皆が皆悲しんでる訳じゃないにしてもそれは簡単には理解できないし、理解しているフリもしないで欲しいから。




最近は気持ちの変化もあって自分自身を受け入れる事が出来るようになった。




後悔をする日も少なくなって、今では【この人生は幸せだな】とつくづく思う。



異性愛者では感じられなかった事、与えられなかった事を自分の身の回りにいる人たちには少し恩返し出来ていると最近は思う。




どんな時も自分は自分。





飾りもせず、逃げも隠れもせずただ今の自分が好きだ。

自分の傷を確かめるように



あたなの笑顔を思い出す日



あなたの優しさを感じるように



自分の傷をそっとなぞる瞬間



あなたを思い出す日はいつからか少なくなったけれど



頭の片隅で忘れないように



思い出すタイミングを数えてるんだ



カウントしながら崩れていく情景に自分を反射させて



目を瞑って




空っぽの空間にあなたを思い描くんだ




僕は強くなんかないから




僕は弱くなんかないから




この現実を見つめるんだ




あなたの肩越しの見えたあの時の景色を
もしあなたの側にずっと居たければただ隣で笑っていればよかったのかな。



ただ隣で何も気付かないふりを続けていい子でいればよかったのかな。



でも、もう笑えないことに気づいてしまった時。



もうあなたには大切な人がいることが解ってしまった時。



僕は一歩下がって、一歩未来に進まなくちゃいけなかったんだ。


誰もが人生の教えのように【気持ちに正直に】なんて言うけれど正直でいることが逆に周りを苦しめることもあるんだ。



それが自分の気持ちを押さえつけることになっても。



それがあなたを笑顔にする唯一の方法なら。



こんな僕の悲しみや痛みなんて大したことではないんだ。



だからあなたの過去に置き去りにして行ってください。



もう誰も触れられることのない過去に。
風が吹いたら


遠くの方で雷がなって


耳の奥の方であなたの声が聞こえた気がした


雨音が激しくなって



目の前が見えなくなって



車が行き交う交差点であなたの足音が聞こえた気がした



耳を澄ましても



振り返っても



あなたがいる事なんてないのに



あなたがいるなんて夢のまた夢なのに