子どもが生まれて「おめでとう」と祝う。誰かが結婚して「よかったね」と喜ぶ。これって、その「底」にある恐怖に気づいていないんじゃないの・・。

この絵はメビウスの輪。表は裏であり、ウラはオモテであるというワケ。どこからどこまでが表面なのか、区別はできないけれど、指輪なら内側がウラともいえましょうが・・。
そこで「底」の話。
子を残すのは親が死ぬから。
種の保存を本能で行う、コレ生物の知恵です。
種の保存を本能で行う、コレ生物の知恵です。
「子どもが生まれておめでとう」・・はつまりあなたという親は死が近づきましたね・・残念ですね」・・という底意も「表現」されているのではありませんか。
誰かが結婚する時の「おめでとう」・・にも本当は
「鳥かごで飼われるツバメって幸せなのかしら?」という惻隠の心も潜んでおりましょう。
「鳥かごで飼われるツバメって幸せなのかしら?」という惻隠の心も潜んでおりましょう。
人の死が近づくとき、子は成長し、またその子も死に近づく。
「だから何だというの!」
「・・・・キョーフ」
「・・・・キョーフ」