女性上司と男性部下

上司が女性、部下が男性という職場が現代社会ではめずらしくなくなってきました。

女性が社会で活躍するというのは大変素晴らしいことです。

しかし、女性上司と男性部下という関係性はなかなか上手くいかないものです。

なぜでしょうか?

最大の理由は男尊女卑という意識(価値観)が根底にあるからです。

男尊女卑とは、男が上で女は下だという考え方で、単純に言えば男は力があるから

強い、女は力がないから弱い。

ゆえに強い男が上で、弱い女は下であるという価値観なのです。

そして強い男は弱い女・子供を守らなければならないという責任もあります。

つまり男性は女性の前では全ての決定権と責任があり、女性はそれにだまって従うという

関係性ができあがってきたのです。

日本では平安時代後期頃から広まったとされ、大正には「男は仕事、女は家庭」

という性別役割分担が生まれたそうです。

そうした歴史的背景が現代に受け継がれてきました。

それが、近年は
男尊女卑から男女平等という価値観に変わろうとしているのです。

しかしすぐにはなかなか変われません。

今でも多くの男性が
男尊女卑の価値観を拭いきれていないでしょう。

そしていざ自分の上司が、女性という現実を目の当たりにした時、混乱してしまうのです。

元々刷り込まれてきた
男尊女卑という意識が反射的に「女のくせに」とか

「所詮、女だから大したことない」といった見下した感情に変化してしまうのです。

一方、女性上司も「男性になめられたくない」といった感情になりやすいのです。

そしてなめられないために、男勝りできつい物言いで接してしまうことも少なくありません。

お互いにこのような心理状態では上司と部下という関係性は上手くいかないでしょう。

ではどうするか?

上司という立場上、部下を引っ張っていかなければなりません。

そのためには、まず信頼関係を築く必要があるのです。

男性というのは、往々にして単純でプライドだけは高い人が多いのが特徴です。

その男性特有の心理をうまく利用すれば良いのです。

例えば、「○○君は力持ちだから助かるわ。ありがとう。」と言ったら素直にうれしいものです。
これで一気に男性部下は女性上司の味方になること間違いありません。

そしてまた女性上司が困っていたら、すぐに助けようとなるわけです。

このように男性は女性から「すごい」「頼りになる」と認められることが何よりも大好きなのです。
心理学的に言うと自己重要感が満たされた状態といえます。

以上から、女性上司と男性部下の関係をうまく構築していくためには、

男尊女卑的な価値観を拭いきれていない、単純でプライドだけは高い男性部下の

自己重要感を、いかにして満たすかが重要なヒントとなるでしょう。


女性上司のあなたは、明日から男性部下に「頼りにしているよ」と言ってあげましょう。

すると男性部下は素直に喜び、あなたとの信頼関係や仕事のモチベ-ションも

きっとあがるでしょう。