阪神観戦終了。
アドマイヤテンバ、パドック見て1着はないと見て正解

これが「伝説の新馬戦」になるといいな。タイムは大したことないけど。。
その他のレースは……



ヴァーはパドック絶好だったのに……
結果はだいぶマイナス

でもみんなで観戦できて、アツかったです

さぁ高知へ行くぞ

【A'sW】JCD<小説登場人物の投票内容>
第10回ジャパンカップダート A'sW投票内容
紫(ゆかり)
ボックス①②⑤⑬
ナナガイキ(徹)
ボックス④⑥⑭⑯
ユーカリ(茜)
ボックス①④⑪⑫
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版【ANGEL's WINE】、皆様からの投票は、15:10まで受け付けております。3つ前の記事
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A'sW3-38 遺恨と禍根
ナイスです姉茶こと小杉とは、8レースのパドックで出会った。一緒に鳴尾記念と、WSJSの第1戦、第2戦を見て、馬券を購入した。
「武豊がアドマイヤの勝負服を着るところを見るとは、思ってもなかったね」
「俺は今日、これを見るために、ココに来た気分ですよ」
「じゃあワイの話はいらないかな」
小杉はとくに怒った表情を見せてなかったので、徹は気に留めなかった。
最終レース終了後、勝利ジョッキーのムーアが、ウィナーズサークルでファンサービスをしていたのを遠巻きに見ていた徹と小杉。
「そろそろ…本題入りまっか」
「ねぇ、気になったんだけど、小杉さんって関西人? なんか、関西弁がウソ臭く聞こえるんだけど」
「おお、ご名答。ワイはもともと千葉の出身だよ。こっちに来て10年以上経つので、エセ関西弁が身についてしまったわ」
小杉は一呼吸置いた。
「新城と中原は、同い年なんだ」
「え? 皇騎、いや中原は新城の4つ下の後輩ではなかったっけ?」
「新城は高卒、中原は大卒。ちなみにワイは高卒。新城やワイが入社するときは、高卒でも就職活動はとくに問題ない、そんな時代だった」
「で、新城が中原のことを根に持っていることって何?」
「簡単に言うと、新城が仕込みをした大仕事を、中原が自分の手柄にしたんだ」
「もう少し詳しく話してくれないか」
「仕事の内容を説明するのはかったるいしな…」
小杉はタバコを一服した。
「中原が入社して2年目だった。そのとき、新城と中原、そしてワイは同じ課の、同じチームにいた。新城は、大きなプロジェクトを仕掛けるため、チーム皆で協力しながら進めていた。
だが説明するのは難しいのだが、プロジェクトを進めていくうちに、対象地域から反対運動が巻き起こった。中原は、これを強引な形で収束させた。
プロジェクトは丸2年かけて、一応の決着がついた。そのとき、会社が評価したのは、大卒だった新城だった。新城も、チームの手柄としてではなく、自分の手柄として受け取った。そして奴の社内評価は、新城を追い抜いてしまった」
「新城が根に持っているのは、ソコか」
「それもあるだろうが…ワイが大阪に左遷されたことが一番だと思う」
「左遷? なんで?」
「住民の反対運動が起きたとき、ワイは先頭に立って対応した。だが中原は、裏金とか小汚い手を使って、住民を懐柔していった。それが表面化したとき、それは何故かワイの仕業になっていた」
「入社数年の中原に、裏金を操れる力があったのか?」
「わからん。中原は経理に知り合いがいたから、その伝手はあったと思うが。とにかく、ワイは訳もわからず、こっちにトバされた」
「小杉さんは抵抗しなかったのか?」
「ある程度は。でもウチの会社の場合、東京の本社が絶対で、すでに大阪にトバされたワイに、大した力はなかった。その代わりに憤怒し、会社や中原自体と衝突したのが新城だ」
「その結果、新城は会社を辞めたのか?」
小杉がタバコを深く吸い込み、口から大きな煙幕を吐き出した。
「約1年、レジスタンスをしてくれたみたいやけどな。結局、会社に対する無情と、自分の無力を感じたようだ。その後は職を転々として、今の仕事は3年続いている」
「一方の皇騎、あ、中原は?」
「新城が辞めた数ヵ月後、どっかの会社に引き抜かれた。あのな、アイツは渡り鳥であるハゲタカや」
ハゲタカ……似たようなことを、新城が前に言っていた気がする、と徹は思った。
「で、新城が大変なことになっている、というのはどういうこと?」
「精神病院で入院している」
徹は驚愕を表情で表したが、言葉が出てこなかった。
「今は精神病院とは言わないか。まぁ、そういう系の病院で躁鬱病の治療で、先週から入院している」
「鬱だというのは聞いていたけど…」
「新城と淀で会った後、発狂状態になったらしい。家族に危害を及ぼすほど暴れたりすることもあったようだ。ワイも先週、新城の入院先に行って見舞いをしようと思ったが、面会はできなかった」
「それで、先週はゲームに投票がなかったのか…」
その後も競馬場の中で、17時の払い戻し終了時刻まで、徹と小杉は話を続けた。だが小杉の気分なのか、夜を一緒に過ごすようなことはなかった。
徹は、大阪市内のホテルに戻った。明日は、茜が阪神競馬場にやってきて、合流することになっていた。







