二ートの僕が子育てをしたら 第三章 20話
価値を高める
「では、次の法則について話を進める。次は「希少性」についてだ。そうだな。今野は限定とかプレミアとかいう話を聞いて、どう思うか?」
とダイゴ先生が今野君に聞いた。
「そうですね。洋服とかアクセサリーでよく、そういう話がありますよね。実際、極少数の人しか手にすることができない物と聞くと、どんなものなんだろう?と覗いてみたい気持ちになると思います」
と今野君が答えた。
「そうなんだ。人はなぜだか、この希少という言葉に弱い。物だけに限らず、情報や人すべてのことに、この法則は関係する。今野が言うとおり、希少というメッセージに特別な力が働いているようだ。
例えば、宝石などもそうだな。
ダイヤモンドはその希少性ゆえにいつも高い価格で取引されている。
つまり、人々から特別なものだという認識を持ってもらうことができれば、自ずとこの希少性というパワーが発動するようになってくる。
特別に感じない物を「限定」もしくは「100個限り」といくら訴えられても人々は振り向きもしない。
特別なものだからこそ、「限定」というメッセージが力を持つんだ」
すると三上さんが、
「確かに言われる通りですね。私もつい先日、赤のバックが限定と書かれているのを目にして衝動買いをしていました。前からそのバックが欲しかった訳ではありませんが、ショウウィンドー越しに目が合ってしまったのです」
ダイゴ先生が笑いながら、
「バックと目が合って瞬間に、三上は何を考えた?」
と聞くと、
「早くここから出して上げなければ!と囚われの身のお姫様を助ける気持ちになりました」
と三上さんが答えた。
僕達はそんな三上さんの話に、思わず笑ってしまった。
「おもしろい理由だな。それはともかく、希少性というパワーは人を動かす力があることが、これでわかったな。この力を自分ならどう使うのか?を真剣に考えて欲しい。そのアイデアこそが大きなチャンスにつながることもあるからな」
とダイゴ先生が希少性の法則について説明をしてくれた。
希少性
町を歩けば、よく目にするキーワードではあるが、正直に言って今までそれほど気に掛けることも無かった。
町には様々なビジネスの法則に関するキーワードが溢れている。
僕達は、その何気なさに動かされて毎日を過ごしていることに気づいた。
この「何気なさ」というのが実はポイントではないかと思う。
知らず知らずに、僕達の中にそのキーワードは浸入し行動を促す。
僕達はそれを自分の意志で決定したと錯誤する。
それが僕達の毎日であり、日常だ。
今回、これらの法則を学ぶことで僕の中である目標ができた。
これらの法則を身に着けて、ビジネスマンとしての力を蓄える。
そして多くの人達にブレインゴールドを届けて、笑顔になってもらう。
よし頑張るぞ!
第二十一話につづく