真夜中の独り言

何気なく送ってる日のなかでおこったこと、おもったこと。日記、キオク、思いごと。

いろんな形でかいていきたいなあとおもいます。ゆっくりのんびり思ったままに。

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長女なかま

わたしには、かわいい姪っ子と甥っ子が3人いる。
妹の子供で、1番上と2番めが女の子、末っ子が男の子の3人きょうだいだ。

1番上のお姉ちゃんは6歳。
3人の中でやっぱり長女らしくしっかりさんだけど、ちょっと泣き虫。
2番めは5歳。
怪獣さん。真ん中らしく自由奔放で、少し暴れ馬。
末っ子は3歳。
いつも笑顔でニコニコ。だけどまだわたしには慣れてなくて、あんまりだっこさせてくれない。

3人とも大好きで、3人とも平等に可愛がりたいと思ってるけど、やっぱり贔屓は生まれてしまうもので、わたしは長女を1番可愛がってしまう。

コロナで会えなくて、テレビ電話でしか顔が見れない現状の中、
妹がトイレに忘れた携帯電話を使って、私に動画を撮ってくれた。
あとで妹に、『りっちゃんに送っといて!』と言ってドヤ顔で携帯を渡してきたらしい。
見てみたら、寂しいけどまた会えるし大丈夫だよ!と、何故か先輩風を吹かせてわたしに言い聞かせる動画で、本当におかしくて嬉しくて笑った。

前からこの子の情の深さは感じていて、
わたしが旅行のお土産のキーホルダーなどを渡すと、嬉しそうに鞄につけて、大事にするねと言ってくれて、溶けそうになったのはずっと忘れられない。

実家に帰った時も、『まだ遊ぶ』といってしがみついて泣いて離れないのはいつもこの子で、
赤ちゃんの時によくみてた、ヘの字口で音なくポロポロ泣く写真が妹から送られてくるのは帰った後の恒例行事だ。

3人きょうだいともなると、やはり1番我慢を強いられるのは長女で、
色々と鬱憤が溜まっているかもしれないなと思うと、あったときに1番甘えさせてあげたいのが長女だと感じている。

我慢してきたという感覚は自分にはあまりないし妹とは仲良しだけど、やっぱりどこかで妹の方が世渡り上手だとは思うし、自分の願望を表に出すのも下手だと思う。

だからこそ、1番気持ちが通じる相手がこの三きょうだいの長女なのだ。

友達との道内旅行で近くに寄った時、帯広駅で久々に妹と三きょうだいと再会したとき、
やっぱり次女が最初に抱きついてきて、長女は後ろから6歳になったよ!のアピールの6を指で示す。
抱きつく次女を受け止めながら、言葉少なに6を示す長女に、『おめでとう』と笑顔で言って、頭を撫でる。

我慢しないでアピールできることに安堵して、
これからも、自分を抑えないでちゃんと構ってって言える、主張できる女の子であって欲しいなと、長女の不器用叔母さんは祈っていた。

だれか、おしえて。

きっかけは、仕事で同僚と話した時のもやもやだった。
きっとイラッとしてるだろうな。
でもそこは流すのが大人じゃない?
そう思った。

わたしは、人の心の機微に敏感だ。
表情や態度で、その人がどんな感情なのか、大体わかってしまう。
その上で、機嫌を損ねないように、嫌われないように、振舞う。
フォローをする。
後輩や同僚に、エスパーですか?!と言われることは多々。

色んなワードで検索してみた結果、エンパス傾向が強いようだ。

共感力。

相手の立場になって、相手の感情と同化したようになって。
感情に出るのと、身体症状にでるのと、色々種類はあるらしいが、わたしは間違いなく前者だ。

原因を探ると、親との関係性が影響している、とある。

私は、過干渉な母親の元に産まれた。
自覚したのは多分大人になってから。
それまでは母の言うことが全て正しくて、親が怒ったり泣いたり喚いたりするのは、全て自分が悪いからだと思っていた。

母の顔色を伺い、母が怒ることをするのは悪だと思っていた。
おかしいと本気で気づき始めたのは実家を出てから。

毎日くるメール、ちょっとでも無視や気に喰わないことをすると癇癪を起こす母親。
私には自由がないと思った。

最初は送られてくるメールを無視するのすら罪悪感があった。
ここまで育ててくれた親に対する感謝もあったし、冷たくあしらうのは憚られた。

だけど、年々この関係性に疑問を感じて、ついに毒親というワードに行き着いた。

母親は間違いなくこれだ。そう確信した。


今年の年末年始、妹と3人でお酒を飲みながら話をした。
妹は3人の子供の母親だ。

お母さんは私にとっては目指すべき母親だ。
そういった妹に私は信じられないという表情をあからさまに見せてしまった。

妹は多分気づいただろう。
これでまた、私は家族の中で異質な存在、そう思われただろう。

だけど、わたしは変わらず同じ想いを抱いてる。
わたしと母の関係は多分共依存だ。

私を思い通りにコントロールしたい。
思い通りにならないと、癇癪を起こす母。
わたしは、育ててくれた恩があって、背中を向けることができない。

誰かに話しても、心配されてるんだね、大事にされてるんだね、で片付けられる。
ちがう。そうじゃない。

親子といえども、一人一人、別々の人間だ。
思い通りに動かそうなんて、健全な人間関係ではない。
母親のそんな発言や態度が垣間見える度に、わたしは本当に心の底から辟易する。

私の恋愛がすぐに上手くいかなくなるのも、多分ここからきてる。
相手の顔を伺い、相手に嫌われたくなくて、相手の感情を読み取り、行動をする。
全てが相手軸で成り立ってて、自己肯定感が著しく欠けてる。
私に、好きになってもらえる価値があるのか、自分が一番分かってない。

嫌いにならないで。
私を愛して。


こういう悩みに関する記事や文献を読む度に、
まずは自分を愛してあげて、自分を大事にして、という文章に出会うけど、
わたしは未だに自分を愛する、自分を大事するって、どうやればいいのかわからない。

じんわりと

コロナウイルスが世間を騒がせている中、
わたしは今、スーパーマーケットのレジという危険なバイトを続けている。

会社が週二回、10時から17時の短縮出勤の対応をとっているのに、
ダブルワークでレジの仕事をするということはとても肩身が狭くて、絶対にかかってはいけないというプレッシャーがある。
実際、親からも、うるさいくらいに辞めろと言われている。

ビニールシートで覆われたレジの中で、ブルーのビニール手袋をして。
今日入ったレジは自動精算機ではないから、お金のやり取りはトレーの上で。

怖いなぁ、早く帰りたいなあ。
あのお客さん、マスクもしてないし、距離置くためのテープ超えて並んでる。
嫌だなぁ。ありえない。

黒い感情が侵食してきた時だった。
会計が終わったおじいさんがわたしに言った。

『レジさん、頑張ってね。コロナに負けずにね。』

ありがとうございます、しか言葉が出なかった。
その先の言葉が思い浮かばなくて、わけのわからないことを言いながら、何度もお辞儀をするしか出来なかった。

そのあとのお客さんのお会計中、涙を堪えて、その言葉を噛みしめた。
他のパートさんよりは出勤日数も少ないわたしだけど、それでも危険なことは確かで、かかってはいけない立場上、とても気が張っていた。

その方の言葉が、とても響いた。
今思い出しても涙が出てくる。
あの人も、どうか無事でいてほしい。

たった一言だけど、連日のコロナのニュースに疲弊していたわたしにぽとりと落とされたその言葉は、
わたしの中にじんわりと、暖かく染み込んでいった。

『またね』

元気ですか?
コロナ、大丈夫ですか?

前回連絡が来たのは2017年。
その時は6年ぶりだった。
今度は3年ぶりの『また』だった。

相変わらず東京に住んでいて、
相変わらず元気そうだった。

お互い近況報告をした。
一つ一つの話題にきちんと返事をする。
自分のことを僕と言う彼。

そう、そうだった。
彼はそんな子だったな。

きっと、彼は私に聞きたいことがあったはずだ。
だけど、前みたいに軽い感じで茶化すような事は送ってはこなかった。
大人になったのかな。

コロナが落ち着いたら東京に遊びに行くから飲もうね。
僕も北海道行く時は連絡します。

それじゃあ『また』


いつだって私たちは、それで締めくくる。
そして、こうやって何年かを経て、『また』がやってくる。


久しぶりに彼の顔が見たいなと思った。

大事なお金の使い道

食器棚の片隅にあるジップロック。
パスポートや保証書や、手紙と一緒に置いてある透明なその袋の中。
その中に、大事なお金が入っている。

社会人になって、自分で自分を養えるようになって、正社員になってからも細々とバイトも続けてて、年に一回は海外旅行に余裕で行けるようになったのに、
いいから、と祖母や母から貰ったお小遣いやお年玉を私は使わずにずっと取っておいてある。

今日、久しぶりにその袋をあけて数えてみたら、7万円にもなっていた。
予想より遥かに大きい額に少し驚く。

お金コンプレックス満杯の私。
その額を稼ぐ大変さは重々分かっているつもりだ。

自分で稼いだ物なら、吟味はちゃんとするけど、割と躊躇なく大きな額も使える。
でも、人が頑張って稼いだ上で、私にって好意でくれたものを使う気にどうしてもなれないのだ。
そうして貯まっていった、この7万円。

だけど、このまま使わずにうっかり死んでしまったら、くれた人の好意を無駄にしてしまうのではないかとふと思う。

死なないにしても、例えば職を失って、明日食べるものにも困窮して、そのお金に手を出す、なんて使い方もなんだか悲しい。

そう思うと、ある程度額の貯まった今、形に残る財産みたいなものを何か買いたいと思い始めている。

学生時代に祖母から貰ったお金で、私は同じ様に何か長く大事に出来る物をと思い、当時好きだけど自分では手の出せなかったツモリチサトのバッグを手に入れた。そのカバンは今は持ち手が少し弱ってしまって、クローゼットの奥に眠っている。

経年劣化がなくて、ずっと使える、ずっと形に残る、いいものはないだろうか。

私への温かい愛が詰まった大事なお金の使い道を今、じっくりと考えている。

香り

彼の匂いが好きだ。
ぎゅっと鎖骨あたりに顔を埋めたときに思う存分に吸い込む、あの香り。

同じ柔軟剤を使ってるはずなのに、自分で洗濯した服に顔を埋める時とは全然違う匂い。

心地よくて安心。
こんな香水あったらいいのにって思うくらい、その香りが大好きだ。

遺伝子的に相性の良い人はいい香りがするっていうけど、それ、本当だと思う。
しょっちゅうくっついて匂いを嗅いでしまう。それくらい病みつきな香りなのだ。

昨日一緒に寝ていた布団から、その香りが少しだけする。
今日は金曜日だけど、1人でも大丈夫。
安心する香りに包まれて、今日はゆっくり眠ろう。

尊い

またすぐにダメになるかもな。

ああ、やっぱり今回も。



そんな風に思っても、軽々しく覆してくれる。

彼が私を好きなのがちゃんとわかる。

これまでどんなに欲しくても手に入らなかった、確かな実感。



年末からまだそれほど経ってはいないけれど、

プレミアムフライデーは相変わらずで、

私は平日の日々を、週末の楽しみのために頑張っている。



なんとなく、周りの人に言えば言うほど、なんか調子乗ってていけないんじゃないかなって思って、ほんの僅かな人にしか彼と付き合い始めた事は言っていない。



不思議と、誰かに自慢したいとか、惚気たいとか、思わない。



ただ、彼のことが大好きで、

彼と過ごす時間が大切で、

ずっとこんな風に幸せな時間が続けばいいなと思ってる。



相手のことをちゃんと知って、知りたいと思って、

私のことをちゃんと知って、愛して欲しいと思う。



やっとそんな相手に出会って、しっかりと恋愛している自分が、今とても誇らしい。



過去の私に、大丈夫だよって伝えたい。

ちゃんとまた好きな人ができて、楽しくて幸せなところにいるよって。



布団にくるまって、フワフワした髪の毛を覗かせて、スヤスヤ寝ている彼を眺めながら支度する。



尊い時間を今、私は過ごしている。

自覚

好き、という気持ちは、人に話して初めて自覚するものなんだなって改めて思う。

『なるほどな、こっちだったかって思った』と友達に言われて、やっぱばれちゃったかと答えて初めて、
あ、私彼が好きなんだ、と自覚した。

好きだって認めちゃった。

誘っても断られないってわかってるのに、なかなか連絡出来ない私のリアクションに
『乙女かよ』と友達が突っ込む。

途端になんか重たい私がでてくる。
やっぱ恋してる私ってみっともないな、情けないな。
そう思ってしまう。

確かに手応えみたいなものは感じるんだけど、やっぱ自信がない。
意を決して、あくまで軽い感じで、
『こないだ言ってた映画いこー!』
連絡をしてみた。

さぁ、どうなるかな。大丈夫かな、私。
飛び込んでみる場所、見つかっちゃったな。

突然の訃報

またいつものなんてことない用事だろうな
そう思っていた。

でも、なんとなく出る気になって、聞こえた第一声はいつになくトーンが低かった。

りり、うちの親父と会ったことあるよね?
嫌な予感がした。

亡くなったんだ。
嫌な予感が当たってしまった。

彼の父親には私も会ったことがあった。
本当に偶然で、こちらにいる息子に会いに来ていてちょうど帰る時にバスターミナルで2人と私は出くわし、立ち話をしたことがある。

大学の同期で家が近所で、仕送り物資を物々交換してた、という話を彼が父親にしていて、私のことは覚えていてたまに話題に上がっていたそうだ。

彼とは年1回飲む程度だけど、たまにしか返信しない連絡無精な私に懲りずに連絡をくれる貴重な存在。
私の父親が病気で入院した時にタイミング良く連絡が入り話を聞いてもらったり、
仕事で辛くなってるときにもやはりいいタイミングで連絡をくれて救われる言葉をもらったり、何かと不思議な縁で繋がっている気がする。

そんな彼の父親が亡くなった。
会ったことのある人だし、ましてや彼の唯一の家族だ。

彼の母親は幼少期に離縁でいなくなっており、再婚した新しいお母さんは、彼と年がそう離れていない人で、つながりは薄い。
なので、もちろん喪主は彼が務めると言っていた。

通夜や葬儀の準備に忙しいらしく、少し疲れた声をしていた気がする。
忙しくて泣く暇がないとも言っていた。

こんな時になんて声をかけていいのかわからなかったけど、とても心配だったので、辛くなったら連絡頂戴ね、といって電話を切った。

あとからLINEで、『ごめんね、誰かと話したかった』ってメッセージが来た。

1番辛い時に私に連絡をくれた。
私も、辛い時に彼の言葉で救われたことがある。

この人の悲しい感情を少しでも和らげてあげたいって、心から思った。

彼の弱さは知ってるので、酒は飲むなよ、と返信しようとしたら、落ち着くためにも今日は飲ませてくれと先に言ってきたので、

『いまちょうど飲むなよって送ろうと思ったわ!(笑)』と返事をしたら、しっかりしてんね、と笑っていた。

彼が帰ってきて落ち着いたら、沢山話をきいてあげよう。

プレミアムフライデー

金曜日。
先々週に会った時、イベントの時に来るよ多分ってお互い言いあって別れたから、もう来てるかなって少しだけ期待してた。

お店に入って受付してたら店主が、あれ、あいつは?って聞いてきたから少しだけ驚いた。

連絡先もしらないし、ただ金曜の常連仲間ってだけだから、今日は完全に口約束の待ち合わせだった。

知らなーい、もう来てるかなって思ってたんだけど。
そう言ってビールを頼んでいつもの席に座る。

連絡してみよ。
そう言って店主が電話したが、出なかった。

大事な時にはずすんだよな、あいつ。
だからモテないんだよ。
そう言って笑っていた。

1時間位して、彼はやってきた。
おつかれー!やっときたー!
少しだけ声が弾んでしまった。

ワンフロアの数店舗を開放して行き来出来るイベントで、各店舗でDJが音を鳴らす。
ドリンクチケットがあったから隣の店舗に移動して飲みにいく。
一緒についてくる彼。

フェスのチケットの話、カラオケで歌う曲の話。
なんでもないことを話しながら、一杯だけ飲んだ。

もとのお店に戻って、その日誕生日だった常連仲間にスパークリングワインを開けて、みんなで瓶のまま回し飲みをしていたら、
気がついたら私の席の前に、グラス入りのそのワインがあった。

見回して、彼と目があった。
ありがとう、とグラスを持つ手を少し上げたら、笑って頷いていた。

やっぱりそうかな?
期待しちゃってもいいのかな?
私のこと、気にしてくれてる?
なんかこういうの、ほんとに久々だし、酔っ払いだったし勘違いかなあ。

夏至が近くて、外に出たらもう明るかった。
地下鉄だって動いてて、タクシー乗らずに帰れてしまう。

そろそろ帰るわ。
そう言うと、右に倣えで俺も帰るかな、と一緒に店を出る。

出てすぐの交差点でそれじゃあね、気をつけてと言われて別れた後の足取りはゆっくりで、まずいやつかもなぁ、と思う。

久しぶりの青空を見上げて、色々と思い返してみて、ニヤニヤしながら家のドアを開けた。

金曜日
また今週も、その日を楽しみに仕事を乗り切る。
金曜日
彼に会えるかもしれない、週末の楽しみな日。
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