米大リーグ挑戦表明後にプロ野球ドラフト会議で日本ハムから1位指名された岩手・花巻東高の大谷翔平投手(18)は9日、岩手県奥州市内で記者会見し、日本ハム入団を表明した。
大谷投手は「本日、日本ハムに入団させていただくことを伝えさせていただいた。たくさんの方にご迷惑をおかけして申し訳なかったと思う。入団が決まったのでファイターズの一員として頑張っていければいい」と話した。
大谷投手は最速160キロの剛腕で、高校通算56本塁打と投打に優れた素質を持つ。
米球界の評価も高く、10月21日に「入学当初からの夢だった」として大リーグ挑戦を表明。同25日のドラフトで1位指名された際も、入団の可能性は「ゼロ」として、意志を貫く姿勢を示していた。
だが、日本ハムとの4度の入団交渉で、投手と打者の「二刀流」による育成プランを提示されたことや、韓国のアマ野球から直接米球界に挑んだ選手の厳しい状況などの説明を受けて新たな判断をした。
さらに、栗山英樹監督の直接交渉も入団を後押しした。