25日に開催されるプロ野球ドラフト会議で1位指名が確実視された岩手・花巻東高の大谷翔平投手(18)は21日、花巻市内の同校で記者会見を行い、米大リーグへの挑戦を表明した。
ドラフト1位候補の有望な高校生選手が、指名前に進路を米球界と宣言したケースはこれまで例がない。
大谷投手は昨夏の全国選手権大会、ことしの選抜大会と甲子園に2度出場した。ことし7月の全国選手権大会岩手大会で球速160キロをマーク。18歳以下世界選手権の日本代表にも選出された。
193センチの高校球界屈指の大型右腕をめぐっては、大リーグのドジャース、レンジャーズ、レッドソックスが獲得の意思を示し、日米のどちらを進路に選ぶか注目されていた。