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凱旋後、いきなり魅せた。マリナーズのイチロー外野手(38)が25日、阪神との親善試合に「3番・右翼」で出場。初回1死一塁から左線安打を放ち、期待に応えた。


マリナーズの一員としては、メジャー12年目にして、初めて見せる母国での勇姿。4万人を超えるファンに絵になる男の健在ぶりをあらためて示した。

 イチローが打席に入ると同時にスタンドの全方向から、無数のフラッシュがたかれた。「オー」という声が地鳴りのように響き、異様な雰囲気に包まれた中での初回1死一塁の第1打席。


真ん中高めのカットボールを捉えた打球は、三塁線を破る左線安打となり、一気に大歓声へと変わった。

 「エキシビションなんて思ってない。なかなか、こういう雰囲気で野球をやらせてもらえない。いろんな緊張の種類がありますけど、大きな一シーンでしょうね」

 詰めかけた4万2137人の注目を一身に浴び迎えた凱旋後の初打席。その重圧を楽しみながら、いとも簡単に結果で応えた。日本でのプレーは2009年3月9日・第2回WBCの1次ラウンドA組での韓国戦(東京ドーム)以来3年ぶり。

 試合前の選手紹介でも誰より大きな歓声と拍手で迎えられた。それに応えるように、イチローは帽子を取って一礼した。「それなりの気持ちを感じたので、僕もそうしただけ。僕がそうして(帽子を取って)そうなったわけではない。順番がありますから」。温かい母国の出迎えに対する、イチ流の感謝の表現だった。

 来日予定だった03年の日本開幕戦は、イラク情勢の悪化により直前で中止。マリナーズのイチローとしての凱旋試合は今回が初めて。


連続200安打が途切れ、3番という新打順で臨むリスタートの年を原点で迎えることに気持ちも高ぶった。

 2打席目以降は、快音を発することができず3度とも凡退。「ゲームを盛り上げたかったんですけどね。残念でした」。チームが阪神に完敗したこともあり、満足はしていない。「こういう時間は、あっという間に過ぎてしまうので、その瞬間を大事にしたい気持ちはありますね」


開幕戦を含め残り3試合。誰よりもイチロー自身が日本を楽しんでいる。