「DeNA紅白戦、白組3-2紅組」(12日、宜野湾)
DeNA・中畑清監督(58)が、キヨシ流・愛のムチを振るった。紅白戦で筒香嘉智内野手(20)が七回、イージーな三ゴロを取れず失策。
中畑監督は選手全員を集め「受け身の姿勢でいい結果が出るはずがない。みんなに謝れ、そして切り替えろ」と厳しくしったした。
許せなかったのは失策より、消極的な姿勢だった。
「打てないからとか考えながらやっていると、ああいう結果になる。切り替えができない選手は大成しない」
筒香は11日の紅白戦で無安打。この日3打席目に実戦初安打が出た。
打席結果を引きずる中でのミスに、現役時代から究極のプラス思考を持つ指揮官は納得がいかなかった。
「中畑清が目指す野球は変わらない。これはオレの野球じゃない」と言い切り、「どうせするなら積極的なミス。(ナインに)謝って切り替えていくってのをウチのパターンにしていこう」と呼びかけた。
筒香は「(失策は)前に出なきゃいけないのに、下がってしまっていた」と反省。
試合後は土まみれになりながら特守を敢行し、中畑監督も「攻めて攻めて。あれでいいんだ」と、うなずいた。