ヒーロー・・・っ!
「ローレンツ、まさにヒーロー・・・っ!ぜひ国王になってくれっ・・・いや、なるべき!」
ざわ・・・
「い、いや、まだ実績とか何もないですし無理ですし」
「器・・・国王の器・・・まさに国王・・・っ!たとえ断ろうと何度でも頼む・・・某ゲームの如く『はい』と答えるまで・・・っ!」
「じゃあ下野するわ」
こうしてローレンツは下野し、再び無所属となったのでした。
ヒーローひらひら
「……すごいな。澄みきった青空だ。次はこれを使うんだったか」
闇の砂時計を手に取り、しかしローレンツは困惑した。
「どう使うんだよふざけやがって畜生」
使い方がわからない。これは究極。なぜならアイテムの使い方がわからなければ強くなることなどできないし、使ったとしてもそれが正しくなければ無駄になるからだ。
「砂時計の使い方なんてひっくり返すことにきまってるじゃないか。俺は馬 鹿か。いや、馬鹿だ」
これも究極。なぜなら身につけることど効果の出る砂時計が存在するからだ。
だがっ!この場合のローレンツの扱い方は正しかったっ!砂が落ち切ったときには日はなく満月が地を照らしているぅ!
「やれやれ、これだから魔法ってやつは困る。日が落ちるほどの時間は経ってないだろうに」
満月の夜空の下。ため息をついていた。
ヒーローは仕官して士官
「ローディス国か……。他を圧倒する武力をもちながらも自ら進んで侵略することはない、しかし他国からの宣戦布告には強気に応じる。強者への手当は良く将来性のありそうな者への支援後援も良いとな。ここしかない」
かくして未来の大英雄ローレンツは実力主義の大国ローディスへ仕官した。
