こんにちは。暑い毎日ですがみなさんいかがお過ごしですか?

先日「コクリコ坂から」というスタジオジブリのアニメ映画を見に行きました。
前回の「借りくらしのアリエッティ」も見ましたが、今回の方が自然に心にしみ込んでくる映画で、心の栄養をしっかり補給できた感じです。


ヴァイオリンの演奏も「何もしないけど自然に心にしみ込んでくる音」は理想ですね。
それが心の栄養になり、人生をもっと豊かにしてくれる…それは理想です。

カール・フレッシュは「基礎技術」の概要(1P)の中で、「即ち完全な技術は、あらゆる音を純粋に、美しく、要求された強度で、正しい速度で表出することにある。」と説いた後、「ヴァイオリン技術の勉強にあたって、私たちが目指す目標は、私たちの目の前にあるこの理想である。」としている。

練習する前に「理想」をかかげること。これは本当に重要なことだと思います。

理想の音や音楽がなければどこに向かって進めばいいかわかりませんし、作り上げていくこともできません。

一人の音楽家を育てるということは、まるで一軒の家を建てるようなものです。
まず揺るがない土台を作り、どんな地震でも柔軟に対応できる柱を立てる…

いきなり曲に取り組むのではなく、まず自分の家がどこまで建っているのか自覚し、揺るがない基礎を重点的に鍛えることこそ練習の理想だと思います。

なかなかできないことですが、それができればきっとヴァイオリンがもっともっと上手になると思います。



さて、「基礎技術」の「1.楽器とその構造」の中に、松脂について書かれていたのでご紹介させていただきます。

「弓の毛には樹脂を三回往復してつければ十分である。」(9P)

これは多くのプレイヤーに言えることですが、ほとんどの方が松脂をつけすぎる傾向にあると思います。
松脂のつけすぎは、決していい傾向をもたらしません。むしろマイナスの要素の方が多いと思います。

以下のページに大変興味深いことが書いてあります。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/korophonium.htm
「松ヤニの量」というところを見てみてください。つまり松脂のつけ過ぎは、音量と音色の面で大きく不利な状態になるということです。

楽器を弾いた時に粉が煙のように出てくるような状態になったらしばらく松脂をつけないでいるほうがいいでしょう。

カール・フレッシュの言っている「三回往復」が3時間練習する場合と考えるならば、1時間練習する方は「一回往復」で十分とも言えますが、そこまで言及されていませんので、おおむね「塗り過ぎ注意」と思っていただいて結構です。


ちなみに私の使っている松脂は「メロス(ライト)」です。
これまであらゆる松脂を使ってきましたが、大変バランスの良い優秀な松脂だと思いますよ。
$Think about Violin-左がライト、右がダークです。
ご無沙汰しております。

ありがたいことに密かにこのブログをチェックしていただいている方々に、「いつになったら更新するの???」と励ましの言葉をいただき、これからは少しずつ更新していこうと決意する今日このごろです。


先日コメント欄から「左手の分離」のお話になり、カール・フレッシュの教本からその基礎練習のやりかたをご紹介しようと思っていましたが、基礎基本もないままいきなり「左手の分離」のお話をするのも順序が違うと思い、やはりまず構え方や弓の持ち方など、本当に初歩の段階からお話させていただいた方がいいと思い、カール・フレッシュの「ヴァイオリン演奏の技法」を中心にお話をさせていただこうと思います。
$Think about Violin


皆さんは何か自分の奏法で悩んだ時や疑問に思った時にはどうされていますか?
もちろん先生に質問したり、本を読んだり、素晴らしい演奏をする人から盗んだりしていると思います。
しかし、先生に質問しても的確な答えがなかったり、効果がなかったようなことはありませんか?本をよんでもよくわからなかったりしたことはありませんか?まして人から演奏を盗むなんて無理!なんて思ったことありませんか?


この本を読めばすぐに上手になる!なんてことはあるわけないですが、わらをもすがる気持ちでこの本を開くと、本当に光がさしたような気持ちになれる本です。

この本はヴァイオリン演奏のバイブルとされていますが、書かれたのは1920年代で、現在の演奏法とは少し違っているかもしれません。
しかし、基本的な部分でそんなに大きくは違いませんし、この本を理解して、初めて現代の奏法を理解できるものだと思います。歴史は偉大なのです。

ヴィブラートが細かいような気がしてこんな時どうやって治したらいいの??
トリルの練習はどうしたらいいの?
左手の親指はどれくらいの位置にあればいいの??
弓の持ち方はどうすればいいの?
どうやったら指が速く動くの?

どんなことでもこの本に答えは書いてあります。

それこそ楽器についてや、基礎練習の仕方、ピチカートのはじき方、松やにの塗る量、足の位置、頭の位置、楽器の方向、音の出し方、グリッサンドの種類、悪いヴィブラートの矯正法、一弓スタッカートのやりかた、とにかくありとあらゆることについて細かく書かれています。

この本の短所は文字が多すぎることと、漢字が昔の漢字なので読めないことがあること、それに値段がそれなりに高いことです。

このブログではそんな読みづらい本をわかりやすく簡単にして紹介したいと思います。

もし興味がございましたら次回からチェックしてみてください。



Think about Violin

ケースを新しくしました。これまでネグリのミラノというケースを使っていましたが、重すぎて夏には向かないと思い夏用に空色のBamのケースにしました。


ヴァイオリンケースはやはり軽い方がいいと思いますが、その強度や機能によっては重さが少しあった方がよかったりします。

これまでにゲバの角形の軽いケースを使っていましたが、やはり質はかなり落ちます。

今回のケースの長所は、まず軽いこと。1.5キロですので、背負うとほとんど重さを感じません。そしてその質が高いことです。雨が入らないように開閉部分に工夫がほどこされていて、中の生地も質感の高いものになっています。値段はそこそこしますが、本当に満足いくものでした。

以前使っていたネグリのミラノは、総革張りで、質は最高。内装もベルベットの手づくりのものでもう言うこと無いですが、値段も20万を超えていましたね。

その点このケースは8万前後で買えます。オークションなら5万円くらいじゃないですか?

このケースの欠点は楽譜を入れるところがないことです。
シェイプモデルなので当たり前かもしれませんが、スーパーライトのケースはシェイプモデルでも楽譜が入ります。軽いし安いし…。しかしその質は圧倒的にバムが上でしょう。


本当に質の高いシェイプモデルならゲバのヤーガーでしょうが、肩当てが入らないので却下しました。

いろいろ長所短所ありますが、このケースおすすめですよ。
今日は私が指導している「笠岡弦楽合奏団アニマート」という楽団の指導に行ってきました。

この楽団は弦楽器初心者から音大生まで様々な方が在籍されていて、初心者に合わせて基礎から丁寧に練習していくのがこの楽団の特徴です。

今日はモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークを練習しました。

モーツァルトは大変優秀なヴァイオリニストだったので、ヴァイオリンは特に難しいです。

また、1756年生まれのモーツァルトの時代の弓は現在と全く違ったので、表現も現代の弓では難しいと思いますが奏法は勉強できると思いますので、弓の持ち方やダウンとアップの弾き方の違いなどに注目しながらがんばっています。

興味のある方はどなたでも大歓迎ですので是非メッセージください。


超初心者の為に弦の張り換えをしてさしあげることもあります。

私の張り方は
$Think about Violin-まず弦を通して
まずペグの穴に弦を通して先を上に持ち上げて引っ張ります。

$Think about Violin-通した弦の先を手前に引いて下にくぐらせます
引っ張り上げた弦の先を手前に引いて外側から内側に向かって下をくぐらせます。

$Think about Violin-そのまま巻き上げます
そしてそのまま巻き上げると完成。

こうすると弦が抜けることがまずありませんし、あとでペグの角度を調整するのも簡単になります。

ちょっとわかりにくかったかもしれませんが、メッセージいただければお答えできますのでよろしくお願いします。
こんにちは。

連日地震のニュースを見ると、この惨状にどうしたらいいのかわからない自分がいてとてももどかしいです。
できることは音楽しかないので以下のとおりチャリティーコンサートを開くことにしました。


作陽室内楽アンサンブル
被災者支援コンサート
201111日()18:00開演
きよね夢てらすtotoホール(岡山県総社市清音軽部666-6)
入場料1000円(全額義援金として寄付いたします)

プログラム
フルート四重奏曲 第4番(モーツァルト)
ピアノ三重奏曲 Kv542(モーツァルト)
ピアノ四重奏曲 第1番(ブラームス)

出演
中野 了(ヴァイオリン)
土居綾子(ヴィオラ)
中村康乃理(チェロ)
佐藤陽一(チェロ)
友枝彩(ピアノ)
大林恵美(フルート)

お問い合わせ nsoooooovn@yahoo.co.jp

どうぞよろしくお願いします。$Think about Violin
初めまして。
私は岡山・倉敷でヴァイオリンの先生をしたりオーケストラや室内楽の演奏などをしております。
たくさんのいろいろな生徒さんや演奏家と出会い、その中で感じたことをブログにまとめてみようと思いこのブログを始めてみました。
私自身6歳からヴァイオリンを始めて、いろいろな先生に習ってきましたが、レッスンでは緊張してうまく弾けませんでした。
別に先生が怖かったからではなく、人に聴いてもらうことが恥ずかしかったんだと思います。

時が経ち自分が先生という立場になりました。
いつもどうしたら生徒の「やる気」を引き出せるかを考えてレッスンしているつもりなのですが、なかなか生徒は練習してきてくれないものです。
きっと自分もそうだったからでしょう。

演奏はとても熱い方だと言われます。
お時間がございましたら是非演奏会場へお越し下さい。

このブログでは私の日常はもちろん、ヴァイオリンに対するアプローチも掲載させていただく予定です。

私は大先生でもなんでもないので、こういうことを言う人もいるのか、というくらいのお気持ちでご覧いただければと思います。