あんにょ~んニコニコ

今朝はすごい雨風でびしょ濡れになりましたけども波皆さま風邪などひいてませんか?

前説書いてたら文字制限超えちゃったので今夜はこのままスイートルームですウインク

ーーーーーーーーーーラブレター

どっちから来たっけ?

なんてウロウロしていたら突然視界が開けて草原に出た

そしてその向こうは断崖で海だった


 

「わぁ、ここって海沿いだったんだぁ」

 


そろそろ日が暮れる

 


真っ青だった空が夕日と交じって幻想的な濁った色を創り出す



 

やがて陽が海に飲みこまれて暗闇がやってくる前の一番綺麗な空だと思う

 


言葉では形容出来ない自然が創り出す奇跡



それを彼と一緒に見ているなんて

 


空に奪われて目が離せず体まで動けなくなっていた



そして瞬きも忘れてくぎ付けになっていた目から自然に涙が次から次へと頬をつたう

 



横で同じように景色に見とれていた彼がふと私を見て驚く



「スミレちゃん、どうしたの?!」

 


「ユーさん」




「ん?何?ポク何か辛い事言った?」



 

「ううん、違うの」




目をつむってゆっくりと首を振る



 

「違うの?ダイジョーブ?」



 

「うまく説明できないんだけど、、

 



人って



感動するとこうなるんだね

 


幸せだと


 

涙って勝手に溢れるんだね」

 



心配そうに顔を覗き込んでいた彼だけど

 



私の言葉を理解すると




安心し目を細める

 



そして自分の前に私を引き寄せ


後ろから優しく抱きしめて

私の肩にあごを乗せる



 

縦に並んだ状態で一緒に景色に見入る

 



「ほんとにキレイだ」

彼がつぶやく

 



「でもぽくはそれ以上に

 



愛する人の涙に感動して涙が出そうだ」

 



 

アイスルヒト・・・




 

私はなんて幸せ者なんだろう。。

 



「私ユーさんと見たこの景色を一生忘れないよ」


 

「そうだね」


 

私を抱きしめる力を強め

 



「ぽく達だけの世界一素敵な時間だ」

 


そう言うと彼は一度深呼吸し

 



「スミレちゃん」

 



改めて言う

 

 

「ん?」と聞くと

 



「・・・いつか、、、」

 



そこまで言いかけて思い直したように彼が口を閉ざすから

 



抱きしめられたまま顔だけ振り向いてに彼の顔を見上げる



 

「いつか?なあに?」

 


 

と問うと

 



彼は海を見つめたまま

 



「話さなきゃいけない事があるんだけど、、」


 

ハナサナキャイケナイコト?

 



「それが解決したら、、、いつかすみれちゃんと・・」

 



「え?」

 



何かを期待させるような言い方をするから驚いて彼の手をほどいて向き合う

 



すると彼は



 

「やっぱり、また今度、、ね。」

 



と照れ隠しのような笑い

 



「焦らすのね」

無理に聞き出すのはやめた

 



「じゃ、そろそろ帰ろうか」

 


彼が私の肩に手を回して歩きだす

 



「今夜はマイクが友達呼んでパーティするって」

「わ~いパーティ楽しみ~♪」

 



考えたら止まらなくなりそうだったからわざとおちゃらけて気を紛らわせる

 



良いことなのか


悪いことなのか


 

気になるけど

 


きっと良い事だろうと信じて

 

今は

 

考えないようにしよう





ちょっと重たい雰囲気になってきましたね~チュー

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