「クリミナーレ! 」Vol.1 ジェラルド ③ | 中島陽子のフリーダムなブログ

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◆カレと48時間逃亡するCD「クリミナーレ! 」Vol.1 ジェラルド
CV.緑川 光


ワタシ達は敵のアジトへとやってきた。
ある"目的"を持って。

逃げ回ってばかりでは、収拾がつかない。
こちらから仕掛ける。


ジェラルドはワタシと仲間と交換する為に
ボスに会いに来たと伝える

ボディチェックをされるジェラルド。
銃を持っていない事を証明。

ボスが手錠の鍵を持っていた。
41時間ぶりに手錠が外される。

その時、ジェラルドが仕掛けた爆弾が爆発した。

ジェラルドは敵に囲まれる。
ワタシは物陰へと隠れた。


「あの御嬢さんより、厄介な俺を先に始末するのに決まってる。分かった分かった、手を上げるよ。」

彼は両手を上げる。

ワタシは物陰で

(落ち着け、落ち着け)

ボティチェックされるのは、彼だけ。
ワタシはジェラルドから、いざと言う時はコレをつかえと
銃を渡されていた。
扱い方も教えてもらった。

弾を装填し、トリガーはギリギリまで触らない。

物陰から周囲を伺う。
皆、ジェラルドに気を向けていて
ワタシには気を配っていない。

「作戦失敗?いやいや、そんな事はねぇよ。むしろ、銃口がこっちに向くのを待ってたんだ。」

「今だっ!撃てっ!!」



ワタシは彼の合図で、物陰から飛び出て、背中を向けている敵に
トリガーを引いた。


敵が倒れていく。


(あ・・当たっちゃった。)


「良い腕前だっ、銃をこっちに投げろっ。」

ワタシは彼に銃を投げる、キャッチするジェラルド。

「よしっ、上出来だっ。あんたら思いもしなかっただろ、あの御嬢さんが撃つなんてっ。」

「あんた達に言っといてやる。あのお嬢さん、甘く見ない方がいいぜ、なんたって俺達のボスの娘さんなんだから。さぁて始めるとするかっ。」


ジェラルドは倒れた敵から銃を取り、2丁拳銃で敵を倒してゆく。

「おいっ、相棒、ちゃんと隠れてろよっ。なんだかんだで、やっぱりファーザーの娘だな、いざと言う時の肝が座ってるよ。」

「貴方を信じてるからよっ。」

「ああ、俺もお前を信じてたっ。」


ワタシは耳を塞いで、物陰に隠れていた。
銃声が止む。
恐る恐る、物陰から覗く。

敵は全て倒れていて、彼だけが立っていた。
プロンドの髪が日に透けて、やけに綺麗だった。

「ジェラルドーっ」

ワタシは彼に走り寄り抱き付いた。
彼もワタシを抱き締めてくれた

「無事か。」

ワタシは頷いた。

「貴方は?大丈夫なの?」

かすり傷だと彼は言う。

仲間も脱出し、事なきを得た。

でもまだワタシには、しなければならない事があった。

コンクラーヴェ・・・時期ボスを決めなければならない。

「ジェラルド・・次のファーザーには貴方になって欲しいの。」

「本当に良いのか、俺を選んで。」

今までの彼なら断っていただろう。
でもこの48時間で、彼は数段成長していた。

引き受けるジェラルド。

そして、ワタシの事もずっと・・守っていきたいと言ってくれた。
ワタシもこの48時間で、何かが変わったのだろう。

関わる事なんて無いと思っていた世界。
知らなかった父の事。
自分のなすべき事。
そして、彼に逢えた事。

「ワタシ、これからも貴方の側にいるわ。」

「今の言葉、本当か、取り消しきかねぇぞ。まじで良いんだな。」


次の瞬間には、彼の腕の中に居た。
ジェラルドの使うコロンの香りがした。


(そう・・手錠が無くても、貴方の側にいるわ。)



-fin-






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