「クリミナーレ! 」Vol.1 ジェラルド ① | 中島陽子のフリーダムなブログ

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◆カレと48時間逃亡するCD「クリミナーレ! 」Vol.1 ジェラルド
CV.緑川 光


・・・大変な事になってしまった。

街をいつもと同じように、歩いていたはずが
スタンガンで気絶させられ
気が付いたら、こんな廃工場の中にいた。


手錠をさせられ
目の前には・・・

ブロンドの髪、薄いグレーの瞳、危ない雰囲気をプンプンさせた
オトコと繋がれていた。

多少鎖に長さがあるとはいえ、こんな・・見ず知らずの
明らかに、普通とは程遠いオトコと一緒なんて、身の危険を感じる。


オトコはジェラルドと名乗った。
人探しをしていると言う。
自分はマフィアだと・・

「アンフィスバエナ、知らないのか。」


「アンフィス・・なに??」


ファーザー(ボス)を暗殺され、血族の人間・・その人の娘を探しているらしかった。
その娘が次のボスを指名しなければ、ファミリーは解散・・仲間たちは皆殺しになると言う。

此処に来る途中、ジェラルドは爆弾を起用に作りセットしたらしかった。


「少しばかり目ぇ、閉じてろ。後、耳も塞いどけ。」


言う通りにしたが、それでも振動が身体を襲う。


扉を爆破させ、逃げる二人。

ジェラルドは2丁拳銃を得意とした。
ワタシを背中に庇い銃を撃つ
鎖に銃の振動が伝う。


追手に追い込まれ、逃げ道は・・


「泳ぎは得意かっ。」

「へ?」

「っ、さっさと答えろっ。」

「おっ、泳げないっ。なんで?」

「目の前は海なんだっ、説明しなくても分かるだろっ」

ジェラルドは窓際まで、ワタシを抱き留め、走る。


「ちょっ、ちょっと待ってよっ。飛び込むつもり?!」

「っ、そうだよっ、海に飛び込むっ。」
「他に道が無いんだから、つべこべ言うなっ。行くぞっ!」


「いやーーーーっ」

ジェラルドは、ワタシの声を無視して、海へとダイブした。


海に投げだされた瞬間、気を失っていたようだが
停泊している船まで、ジェラルドはワタシを抱き泳いだようだ。
何度か手錠を、銃で壊そうとしたが壊れず、まだ繋がれたままだ。


ジェラルドは、慣れ慣れしくするなとワタシに迫る。
その拍子に、身に付けていたブレスレットがワタシのポケットから
落ちた。それを見た彼の表情が一変した。

彼はワタシの父の事をアレコレ聞いてきた。
「父は・・死んだと聞ているわ。そのブレスレットは母から貰ったの。」

同じブレスをジェラルドも、持っていた。

これが意味するのは・・・

「お前があの人の娘だ・・。」


そんな事を急に言われても、混乱する頭では良く理解出来ない。
コンクラーヴェ・・1週間以内に、ワタシが後継者を指名しなければ
ワタシも、この人も・・他の人達も殺される。

車道で子供を助ける為に、走り出したワタシ、
彼は車のタイヤを打ち抜き、止めさせたり
鎖を目立たせないように、手を繋いだり

しだいに彼の中に、優しさを見だしていた。


レストランで食事する2人。
サラダを頼んだワタシに、トロいだの遅いだの
文句を言うジェラルド。


(あのねっ、繋がれてるのはワタシは利き手なのよ?遅くて当たり前でしょっ。)


ジェラルドは、ワタシにサラダを食べされてくれた。


(こんな風にされると、ちょっとドキドキするわ・・ってか、目立ってるんだけど・・)

この人の派手な容姿では、嫌でも目立ってしまう。

ワタシ達は落ち着く事もなく、店を出た。




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