明治吸血奇譚「月夜叉」霜月の巻 レイガ | 中島陽子のフリーダムなブログ

中島陽子のフリーダムなブログ

日々想った事・購入した品のレビューなど
お届けする、ゆるーいブログです。



◆明治吸血奇譚「月夜叉」霜月の巻 レイガ
CV.下野 紘


≪あらすじ≫
文明開化に沸く明治、戦争で両親を失った貴女は遠縁を頼りに、北海道へと向かう。
しかし、そこには「雪降る中、女を浚(さら)い、その生き血を吸う、美しき化け物がいる」という噂が――。

月影に潜み、歴史の闇に生きてきた、
日本の吸血鬼「夜叉」の物語が今、明かされる。



レイガ・・倭人を嫌うアイヌ族の末裔。
白い狼"カムイ"を従える。
故郷の神居古潭(カムイコタン)で幼馴染を吸血して殺している。
この事で故郷の人間に命を狙われる。

卑弥呼の末裔である彼女の血が、夜叉達に必要で
ある日攫われる。


レイガは乱暴者ではあるが、根はまっすぐで素直。
指先をケガした彼女の血に煽られ
我を忘れ血を吸ってしまう。
失血しそうになった彼女を介抱する。

甲斐甲斐しく面倒を見るレイガ。
この事がきっかけで、接近する2人。

街に2人で出掛けた時、レイガの故郷の人間に見つかってしまう
黎明館を出ると決めたレイガ。

ワタシも一緒に行くと言う。
レイガは連れて行かないと言うが、ワタシは引かない。

レイガは一度は許すが、彼女が眠ったら"カムイ"に
黎明館に連れて戻るように頼む。

なのに、故郷の人間たちはいち早く2人を見つける。

レイガはカムイにワタシを預け、走り出す。

カムイはワタシの服を引っ張り引き離そうとした。


「カムイっ、お願い、レイガのところに行かせてっ!」

カムイは離そうとしない


「レイガを一人で逝かせたくないっ、お願いよっ。」

カムイの灰色の瞳が、かすかに動く。
カムイはワタシの服を離す。

「ありがとう、カムイっ。」

ワタシはレイガを探しに雪原を走り出した。


レイガ・・何処っ。
慣れない雪に足が取られる。

あ・・
雪が赤く染まって・・

「レイガーっっ」


「なんで戻って来たんだ・・」

お前が巻き込まれなくて良かったと彼は言った。

レイガは何時のころからワタシの事を「ノンノ」と呼ぶようになった。
"花"と言う意味らしい。
ワタシの血の芳香が"花"のようだから、だと彼は照れて笑った。


「・・良かった、無事・・なんだろ」

「ええ、ワタシは大丈夫よ。」


「・・呼んだか・・耳が・・おかしい・・」

吐血するレイガ・・すでにもう彼の目はワタシを映してはいないだろう。


ワタシは彼を抱き締めた。
「もう・何処にも行かないわ・・ずっと一緒よ・・ずっと・・」


かすれる声で彼は「ノンノ・・・ノンノ・・・最後に逢えて・・よかっ・・た・・・ノンノ・・すき・・だ・・」


ワタシとカムイは・・彼を静かに見送った。




わーーーんっ!!
最後がすっごく悲しくて・・号泣したっ。
下野クンもシリアスにしっかり芝居してました
この冬のリジェさん、頑張ってるっ。


フリートークの下野クンは、面白いっ!
なんでこんなに面白いんだろっ。




吸血してる(芝居)のは、自分の唾液だから・・


・・それ言っちゃダメよ・・・
一気に現実に戻っちゃう・・








*ペタしてね