あやかしごはん***芹ヶ野 真夏  ネタバレ・スチル | 中島陽子のフリーダムなブログ

中島陽子のフリーダムなブログ

日々想った事・購入した品のレビューなど
お届けする、ゆるーいブログです。




◆芹ヶ野 真夏
cv:興津 和幸



吟の義の弟
綴の叔父

芹ヶ野商店で働く。
バイクで配達するがいつも、物にぶつかる。
運動神経はあまり良くない。
ほんわかした雰囲気で、あやかしを視る事が出来る。
綴を溺愛しており、配達の途中、"ほんぽこりん"に居座る
事が多い。


次第に真夏に心を寄せるようになる凛。
だが、真夏は凛をかなしげに見つめ

「俺達は結ばれない運命なんだ・・」

繰り返す真夏。

獏と言うあやかしに取り込まれる凛。
このままでは生気を吸い取られ、死んでしまう。

獏は凛を過去へと連れて行く。
何故そうなったのか・・自分の目で見ればいい。


時は平安ー
真夏の母と凛の母は姉妹だった。
凛の母が亡くなり、真夏が凛を引き取る事に。
当時の真夏は陰陽師で帝に仕えていた。

美しく成長した凛姫。
互いに恋心を抱いていながらも、打ち明けられずにいた。
凛姫に求婚する貴族達を
凛は受け入れない。

ある日・・帝が凛を入内する事を希望した。

真夏は帝に逆らえない。
喜ばしい事だと・・凛を送り出す決意をする。
凛はショックを受けながらも
入内を受け入れる。
この時、初めて凛は真夏に胸の内を打明ける。

真夏は凛を抱き締めながらも、
彼女の気持ちを受け止められないと
言う。

帝の寵愛を受けた凛は、他の側室達に妬まれ
呪詛をかけられていた。
体調を崩し、実家・・真夏邸に戻って来る。

この時・・千年前の吟に真夏は会っている。


日に日に衰弱していく凛。
最後の時、凛は
「どんなに先の来世でも良い・・貴方と添い遂げたい・・」

と、言い残し、死去。


真夏は凛の死後、世を儚んで入水自殺をする。

吟に最後、代々伝わる"石"を首輪にして渡す。

真夏の後悔が・・獏を生んだ。

時代が二人を引き裂いたが、真夏の暗い後悔の念は
何度転生しても、"結ばれない"と言う思念を生み出していた。


これは・・真夏が過去の自分と向き合わないと
解決しない事。

今回の"生"で決着を付けなければ
又、凛と死に別れになってしまう。


凛姫の力で目覚める凛。
"ワタシもあの場所に行かなければ"
紅葉山の山頂にある、桜の木まで
駆け出す。


山頂の良くと獏と真夏はすでに対峙していた。

「ずっとずっと諦めてきた・・千年もの間、出逢っては失い続けた。何度も何度も。」
「もうたくさんだっ!大切な人を手に入れたのに、すぐに失うのはもうイヤなんだっ!だから・・。もう諦めたりしない。運命だからって受け入れたりしない。それが運命ならば・・何度でも何度でも変えてみせる。絶対に、絶対に諦めたりしない!」


印を結ぶ真夏、この時、陰陽師だったのだと
思い起こす。

そして不思議な言葉を紡ぎだす

「オンキリキリ・・・ソワカ・・・・」

真言を唱え出す。


凛も過去の"凛"と向かい合っていた。
自分を深く呪い過ぎて、形を作ってしまった獏。
獏=真夏である事。

凛は獏に静かに近づき、そして抱き締めた。

「あなたに会えただけで幸せだったの・・誰よりも幸せだったのよ・・」
「恨んでなんかいない・・だって、あなたはワタシの大切な人なんだから。だからそんなに自分をそんなに呪わないで・・・真夏さん・・・」



獏の呪縛がゆっくり溶けてゆく。

千年前の藤原真夏の姿になってゆく。

「・・逃げれば良かった・・姫だけを連れて・・・家族を犠牲にしても。」

「ううん、そんな事ない。きっと、駆け落ちの代償に家族が処罰されたとしたら、あなたは悔やんでいたはず・・。」

あの時代では仕方のない事。自分をそれ以上責める事は
しなくていい。

桜の花が舞う中、凛姫が真夏を迎えに来ていた。

やっと成就する千年前の思い。









真夏さん・・優し過ぎます・・。
ちょっとイライラしました(苦笑)
輪廻転生は好きなので、内容は良かったです。
ちゃんと己と向き合う事で
自分を苦しめてたのは"自分"であった事を知ります。

興津さん、色気のある声質です♡
キャラの中で一番、色気がありました。


*ペタしてね