名古屋市民ギャラリー矢田で開催中の「PROCESS展2019-コトのあじわい」を見てきました。
愛知県の芸術大学生6名による作られる過程も紹介しつつ、見て触れて楽しめる展示会です。
在廊のメンバーから熱心にコンセプトや作品の特徴などを楽しく話して聞かせてもらいました。
コスメのパッケージデザイン
リップカラーのパッケージはパッケージの裏底にリップカラーに似合う肌色の提案があり、ファンデーションとリンクさせて購入したりもできそう。
木材の可能性をギター加工で探る展示
杉の圧縮材をプレスしたり削ったり、ボディーからネックまでを加工している。木目を生かすためにクルミオイルでフィニッシュさせているので使い込むと少しずつキズが入ったりもするがそれも経年の味わいとしてて楽しむらしい。
展示会が終わったらギターに携わるプロの方々に実際に弾いてもらって弾き心地や材質についてなどの意見を聞きに行く旅に出てデータを集めるそうだ。
常滑焼のタイルの本来なら端材になる物から作られた風鈴。
着眼点がすごい。2枚ずつプレスされるタイルの間に、焼いた後に裏合わせになったタイルを剥がしやすくする棒状の物。それを砕いてまたタイル材料にすることもあるそうだが、大抵の“棒”はそのまま積みあげられて半分廃材状態らしい。
その“棒”を風鈴としてて商品化したそうだ。
とてもさりげなく自然の中で心地よい鳴りをする。
この風鈴は常滑のカフェなどで購入できるらしい
りんごの糸巻き、刺身を置くものなど見て笑顔を誘う雑貨達
日々の生活の中で、「これってこんなんだったら面白いかも」を実際に作っちゃった感じです。
この向こう側にもコンパクトに折り畳める椅子などがある。
強度を考え、意外な素材が使われていた。
女性ならではの使う人への配慮が感じられる作品だった。
様々な素材で作られた椅子の提案
珪藻土が塗られている椅子は不思議にひんやりする
座り方いろいろ。身体の預け方によってリラックスできる椅子
意外とクッションは硬めでしっかりとホールドされるようだ。
容器の底をフラットにせず、わざと揺らぎを楽しむ食器。
将来この若者たちがデザインした物が世に出てくるのが楽しみです。
明日は10:00〜17:00
地下鉄名城線 ナゴヤドーム前矢田下車
市民ギャラリー矢田第3展示室
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