児童虐待とミステリーと言う勿れ その2

 ミステリーと言う勿れ#10は直面し難い題材ながら、別の事件をからめたり、語り口が軽めだったので見やすかったように思います。


 主人公は既成概念にとらわれずに事件を解決していきます。わかっていないのに決めつけてしまうことはよくあることです。


 決めつけない視点が、相手の心に深く入っていきます。


 見たくない話かもしれませんが、男性には特に見てほしい回でした。


 菅田将暉さん演じる主人公が塩ラーメンを作って食べていました。

「本当はなんにも入れたくない。味が変わるから。でも今日はキャベツだけ入れた。ネギもなし、コショウだけ。」

 

 そういう考え方もあるのかと驚く私。

 実は具だくさん入れることに価値を見出していた私。

 でも、以前若い女の子に具なしラーメンを作って食べるという話を聞いて、衝撃だったことを思い出しました。


 ラーメンは具だくさんという概念。

 そうではないという彼女。

 それぞれの考えを押し付けることもない。

 

 相手の気持ち、それを考えることができたらいいと思う。


 イヤと言わなかったから同意があったとは言えない。立場の違い、強い立場、弱い立場。

 それがあるとイヤと言えなくなる。弱い立場への配慮はいつも必要なのだと思います。