茉莉の夢を見た。

まっちゃんはヨークシャーテリア。
前のおうちでは妻に飼われてたけど離婚して置いていかれて、犬の面倒をみたことがない夫が困り果てて保健所に持ち込み。保健所からボランティア団体に連絡があり引き出し、預かりさん宅を経てうちにきた。

その団体では、基本的に子犬子猫の引き出ししかしてないんだけど、まっちゃんの時は純血種だから貰い手が見つかるんじゃないかと保健所の方から連絡があったのだとか。団体の方が「保健所の方から電話してきたのなんか初めて」とめちゃくちゃ嬉しそうに話してた。

まっちゃんがうちに来る前の名前は知らない。
母は茉莉が来る前に名前を決めてて「ジャスミン」にすると言ってた。私が横文字の名前はやだ、ジャスミンは漢字で茉莉花やけ茉莉(まつり)にせん?と言うとそれで良いと。

茉莉は賢いコだったから、保健所がどういうところか察してたんだと思う。うちにきた当初は死臭が付きまとってて、妹が後に死臭があったから最初は茉莉に関わりたくなかったと言ってた。すぐに死んでしまうのなら情がうつって辛い思いをしたくなかったから、と。
そして、保健所がどういうところか察してたからか、何処かに連れていかれて置いていかれるのをものすごく嫌がった。
うちに来てすぐに獣医さんに健康チェックをして貰いに行って、いざ預けようと言う話になった時、すごく泣いた。ほんとに、鳴くんじゃなくて、泣いてた。明日迎えに来るからと言っても全然聞かない。仕方なく、その日は連れて帰って。

次の休みの時から、茉莉を連れてあちこち出歩いた。車に載せて、ほんとあちこち。何処に連れて行っても、必ず連れて帰る。それを繰り返して、一月くらい。やっと獣医さんに預けられた。

で、まぁ、色々、手術が必要な病気も見つかって、買うくらいお金掛かったねーとか、お泊まりほんと平気になったよねーとか、後から思えば、笑い話というか良い思い出というか。

茉莉がいた間、うちには犬はゆっこ(父:柴、母:G.レトリバーのミックス、母の知人宅からの貰いっコ)とトト(迷い犬保護→うちのコ)がいたんだけど、まっちゃんがボスでゆっこもトトもまっちゃんにはたじたじ。まっちゃんが一番気が強くて、ゆっこもトトも逆らえなかった。体はゆっこ15kg、トト5kg、茉莉2.5kgでまっちゃんが一番小さかったんだけど。

まっちゃんは晩年すごく苦しんだ。前のおうちでは人間食を与えられてたっぽくて、うちでは絶対に味付けのものとかやらなかったんだけど、それでも内臓やられてたみたいで。
旅立つ数日前、ほんとに苦しそうで見てられなくて、茉莉に言った「まっちゃんが苦しいんやったら頑張らんでもいいんよ」って。
その頃、茉莉は耳も聞こえなかったはずなんだけど、茉莉は私のその言葉に顔を上げて「そんなこと言うな」とでもいうように一所懸命吠えてた。もう声も出ないのに。
私が「そっか、まっちゃんが頑張りたいんやったら頑張り」と頭を撫でると茉莉は頭を下ろして、また静かに闘いに戻っていった。

茉莉は強いコだったな。

今日の再会は9年ぶり、茉莉は2011年10月、推定15歳くらいで旅立った。
長い夢だった。ずっと抱っこして連れて歩いた。
今でも思う。
うちで過ごした日々が茉莉にとって幸せでありましたように、と。