東京国立博物館140周年の特別展として開催している
「ボストン美術館 日本美術の至宝」は今日が最終日!!

"東洋美術の殿堂"と称されるボストン美術館には、
10万点を超える日本の美術品が収蔵され、
その量と質において世界有数の地位を誇っているそうです・・・
そのボストンから超傑作90点が一挙里帰りしているということで
会いに行ってきました!!!
いや~40分待ちでした・・・・


こんなにも名作が何故海を渡っていてしまったのか???
幕末の治の社会情勢や“廃仏毀釈”、関東大震災・・・・
要因は色々とあったと思うけど日本文化がないがしろにされ
今となっては国宝級の作品が粗末に扱われた不遇な時代を想像すると
ちょっと寂しい気もしますね・・・・・
まあ、日本美術を高く評価した外国人のフェノロサやビゲローが
尽力してくれたお陰で、日本で守れなかった多くの美術品がこうやって、
素晴らしい状態で目にすることができ、結果的にはよかったのかな???
今回特に気になっていたのは曽我蕭白の作品。
なんたって初期から晩年の作品が揃うというのだから楽しみですね~

その中でも『雲龍図』

この雲龍図をよく見ると、胴体部分の幾枚かの襖絵が抜けけているんです。
でも逆に、その寸不思議な構図が妙な緊張感を醸し出し、
龍が脈々と蓄えた螺旋状に渦巻くエネルギーをいつ爆発させるかるのかという
迫力と、危うい感じはたまりません

デフォルメされた表情でどこかユーモラスなのに
この迫力は必見ヘ(゚∀゚*)ノ
因みに、胴体部分の襖絵は行方不明のままだそうです。
さて、もう一つ龍つながりで
長谷川等伯の『龍虎図屏風』。

風を呼び起こす猛虎を左下に、それに対峙する怒りをあらわにした龍が右上に
互いに見詰め合った龍と虎、まさに緊迫の場面。
只今、龍(ドラゴン)がマイブーム


