昨今の不景気と予期せぬ低迷、
商売をご自身でやってらっしゃるかたは小さな事変でもピリピリしてしまう世情です。
「最近の従業員は営業できない」
なんて愚痴も経営者からはよく聞きます。
でも、そこに文句を言っても始まりませんよね。
そこで、今日は売上を評判店ほど伸ばさない前提で商売をしているビジネスの話をします。
条件
1)売上は期待ほど伸びないと仮定する
2)撤退しなければいけないほど売上が悪くなる可能性を念頭に置く
3)でも、利益を出せれば拡大したい
上記でやれる商売を考察している経営者のかたがたのモデルを一部検証しましょう。
例1 <ネイルサロン>
コンピュータから何からをリースにして月々の経費を固定化させたうえで、
ネット回線や光熱費などの諸経費を合わせても10万円以内に抑えられる物件をまず探します。
物販スペースを設けます。
自分で商品を作ったりして仕入れコストを下げるのではなく、
委託やアンテナショップを探している業者さんと提携します。
店にはカタログを置いて、受注発注できる仕組みに重点を置きます。
従業員を探すときも100万円売り上げられる人間を探すのではなく、
50万円売り上げる人間でかまわないので、
固定給は少なく、歩合率を高めます。
すると繁盛しても70万円程度の売上にしかならない小さいショップが、
一店舗あたり10万円くらいの利益をコンスタントに出せるお店になります。
契約費用や改装費などの初期費用の合算が150万円の上限で整えば、
半年後からの安定収益で2年未満で投資回収が可能です。
3年経つ頃には2店舗目を出せて、4年後には3店舗を持てる計算です。
例2 <花屋>
とても狭い店舗ですが、それを利用して店内の雑貨類が道路から見える工夫をしています。
また、小ロット仕入れを徹底し、売り切れの札も目立ちますが、
それゆえにお店を覗いて一言かけていくお客さんも目立ちます。
雑貨の売れ行きはぼちぼち、
花の受注や売れ行きもぼちぼちですが、
店長一人で狭小店舗なので目も届きやすく、
利益は月10万でコンスタントに出ているそうです。
開店資金は50万円にも満たないので、
投資回収はとても早かったそうです。
やはり同じくらいの小さな二号店をもうじき出店予定とのことです。
この出店方式の利点は明らかに「営業力にたよらない」点です。
営業力があるネイリストや物販要員を探したり、
すごい教育を施すのではなく、
今まで以上に経費の削減と経費の固定化を徹底している点が優れています。
売上を伸ばすのは大変な試練です。
最初から経費がとても低い店舗の運営を心がけて、
多店舗展開を目指すのもこの不景気な情勢ではひとつの正解でしょうね。
ビジネスコンサルタントの立場から見ても、
損切りや規模の縮小が簡単なこういう経営方式は安心して見ていられます。
以上、今日は小規模出店の日記でした。