Boa Noite ! ヴィーニョポルトの佐野です。
最初はかなり苦労したワインの輸入ですが、ひと通り失敗をし尽くしたのである程度こなれて来ました。
本日は、海上保険の代理店の方と損害保険会社の方にお越し頂き、海上保険新規契約の打ち合わを行いました。
なぜ今回が新規契約かと申しますと、前回までの船積みはポルトガルの保険会社で保険をかけておりました。一部破損が出たため、ポルトガルで掛けた保険を使って保険求償をしたのですが、とんでもなく苦労しました。
ロイズ系の保険会社だったのですが、現地ポルトガルの代理店に問い合わせると、事故状況を報告するために日本の代理店とコンタクトを取ってくれと言われました。
そして日本の代理店に問い合わせると、日本では求償のジャッジを出来ないのでイギリスの本社に問い合わせてくれとの見事なたらい回しに合い、相当な時間のロスを喰らいました。
(最終的には、特に写真の提出やら倉庫からの証明書を提出していないのですが、なぜかお金が帰って来ました。意外と適当だなと思った次第です。)
商社で働いていた時からの経験で、やはり保険は輸入する側の国でかけるのが鉄則だと思います。輸出側の国は、輸出してしまえば後は関係ないので、貨物に破損があっても知ったこっちゃありません。しかし、輸入する側は、これから販売していく大切な貨物が一部売り物にならないわけで、必死です。その時に、輸出国側で保険をかけていると、いちいち輸出者に連絡をとり、そこから代理店を教えてもらい、輸出国の保険会社とコンタクトを取り‥‥と最悪なことが起こります。
今回は、前回の反省を踏まえて、日本で保険をかけるべく代理店に依頼しました。
妻が以前務めていたという理由で、日本興亜損保にお願いをしたのですが、日本興亜損保がうちに紹介をした代理店は、こともあろうか私が以前務めていた会社の関連会社である双日インシュアランスでした。。。なにか深い因縁めいたものがあるのかもしません。
海上保険といっても、保険料率は貨物の価格の0.35%ということで、輸入業者としては高いレートだと思うのですが、そもそも輸入金額が少ないので微々たるものです。
(例えば100万円を輸入しても、3500円しかかかりません。)
これが、バルク船などで、一億円を超える貨物だとしたら0.35%でもバカにならないコストになっていきます。
今回契約する保険契約では色々な条項がついていたのですが、一番気になったのは、ラベルの汚れは免責になるというものでした。
普通、ワインがダンボールの中で割れると、こぼれたワインが隣のワインにかかって、ほぼ確実にラベルが汚れます。そうなると、通常の販売ルートからは外れてしまします。
しかし、品質に損害は無いということで保険会社は免責としています。
簡単に書いてある条項なのですが、これがあるのと無いのでは大違いの内容です。
どの輸入者もこの部分は苦しんでいて、よくジャケットが汚れているものを3割引で販売したりしているのは、このようなイメージだと思います。
当社の場合は、特に販売先もないので、殆どの場合自宅の食卓にこのラベル汚れのワインが並ぶことになります。。。(もしご興味ある方がいいらっしゃいましたら、特別価格でご提供させて頂きます。ご連絡下さい。)
10月入船の船が本日あたりに出港をするはずなので、何事も無く日本に到着するのを祈るばかりです。
