東京デートブック

東京デートブック

中年ビジネスマンが、デートに行った記録をするブログです。

Amebaでブログを始めよう!
昨日も軽く飲んだので、実は今週は飲み過ぎだ。私は週に2回しか飲まない事にしているのだが、こういう原則は、簡単に崩れてしまうのが現実だ。何しろ、1週間は7日間しか無くて、日曜はどうしても自分の為に使いたいので、残りは6日。習い事やジム通いを考えれば、現実的には3日しかない。当然、仕事もしているので、残業だってある。だから、2日飲めれば良い方なのだ。そこに、無理矢理エキストラで押し込もうとすれば、当然、他に皺寄せが来る。

今晩は、22時半から電話会議で北米と話さなければならない。だから、飲みは引っ張っても21時半が限度。それを越すと、自宅からのアクセスには間に合わないので、会社に戻る事になってしまう。それは避けたかった。

従って、場所も厳選。銀座のビルの最上階のバーを選んだ。相手は、HC。主として、飲み友達である。だが、彼女は「肉食」だ。華奢な身体に長いストレートの髪。今時、滅多に見ることは無い「ワンレン」だ。キツめの目元の表情が、怒ると怖そうな印象を与えるが、実際には怒った所を見たことは無い。

待ち合わせに、3分程遅れて到着した私に、「お土産」と言ってどこかのお菓子を呉れた。いつも、何か買って来る。女性らしい女性ではある。この彼女は、変わっていて、ハードリカーしか飲まない。ビールも、ワインも、日本酒や焼酎は、全く飲まず、常にジンやウォッカやら、カクテルを飲む強者だ。私も、昔は銀座のバーを総嘗めに飲み歩いた口だから、「昔取った・・・」で追随できるが、きょうび、珍しい。

私は、仕事が控えているので、ビールを飲んでいたが、HCはゴードンをロックでオーダー。今日は特に「やる気」らしかった(笑)。軽いつまみを頼んでも、基本は飲みなので、結構なペースで飲み続ける。HCは酔うと、肉食振りを発揮する。今日も私の膝に手を置き、カウンターで飲んでいるのに、だんだんとこちらに寄り掛かって来る。悪い癖だ。このまま放って置くと、安い昭和のドラマの様になってしまうので、時々、トイレに立つ振りをして押し戻すのが、いつものディフェンスだ。

最近の女性では珍しいのは、もう一つあって、ファッションが独特なのだ。今時の女性は、短いスカートで勝負する傾向があると思うのだが、この人はもっと「イヤらしい」大人の趣味で攻めて来る。今日はロングのワンピース。幾何学模様は、モノトーンだが、テイストはプッチに近いか。但し、スリットがガンと開いていて、細い脚を惜し気も無く見せつける。隣に座る事を、そして私が座る側を計算しているのか。仕事無ければ、ヨロメキそうな色気ではある。

2時間、キッチリ、4杯ビールを飲み、同じく4杯ジンのロックを飲んだHCをエスコートして銀座通りに出る。来週の出張で暫くは会えない事を残念がって、別れ際に抱きついて来る。そう、もう一つ、この人は、香水を付け過ぎる傾向がある。多少アルコールが入っている私にも、目が覚める香りだ。気付け薬には丁度良いのだが(笑)。

ダッシュで地下鉄に走り、仕事には間に合った。しかし、変に欲求不満が残る夜だった。