南アフリカに決まったときは開催自体危ぶまれたものですが、無事?な運びとなってよかったです。


 さてタイトルにも書いた予想ですが、しかし優勝予想と言っても今回はスペインかブラジルの2択でしょう。スペイン代表は今、バルサより完成度が高いかもしれないとか言われるくらいで、普通代表チームがクラブチームより強いなんてありえない話ですが、まあどっちが強いかは別としてメッシがいなくともフェルナンド・トーレスやビジャがいて、中盤は無敵で、カシージャスも入って、弱点がわかりません。層も厚いし。
 ブラジルは華やかではないかもしれませんが、強い。守備の選手は全員ヨーロッパでも超一流と見なされるメンツばかりですよね。逆に前線の選手がカカ以外目立たないくらいという珍しさ。それでも当然テクニックはあるのでえらく強いチームになってますね。


 ほかの有力チームとしてはオランダと、イングランドでしょう。オランダはいつもですが、戦力が充実しています。イングランドはメンバー的にはものすごく揃っていて、しかも監督がカペッロなので、あると思います。

 ものすごくありきたりで面白くない予想はおいといて日本代表ですが、メンバーではなく主に戦歴の点で希望が持てません。いや戦歴というかなんと言うか、選手の使い方ですね。
 もちろん私なんかより岡田監督のほうが選手のことをよくわかっているのは当たり前で、文句を言えるような話ではないはずなんですが、それでも疑問なのが何で本田がトップ下で、中村俊輔がサイドなのでしょうか?逆ならまだわかるんですけど。


 サイドは現代のサッカーの主戦場ですし、どこのチームでも両サイドに最優秀の選手が二人以上配置されて必死に突破してきます。なのでこちらとしては、相手のサイドプレイヤーを押し込める攻撃が出来る人材か、あるいは最低限止められる選手がいるべきでしょうが、中村は押し込む選手ではないし、スピードはなく、守備も不安です。本田なら前へ行きます。
 まあポジションチェンジがないわけがありませんが、それにしても私は前回大会から、中村俊輔には懐疑的です。特に強豪相手では、彼はパスを受けても前を向くことすらできません。もっともそれは周りの選手のフォロー不足かもしれない(前回の代表は周りに汚れ役が一切いなかったし)んですが、正直言ってフリーキッカー役だけで一人の枠を使えるほど日本代表に余裕はないはずです。


 なんにせよ私が考える理想の布陣は両サイドハーフが松井と本田で、FWは森本か矢野です。森本も矢野も普通は先発しませんが、なぜ日本はFWにチビばかり使うのでしょうか。サイドがセンタリング上げても拾える道理がない。トップ下が優雅に足元スルーパス、という時代でもないでしょう。岡崎使うなら縦に並んだ2トップの下がり目のほうで。


 まっ現実に目を向けると日本代表で攻撃の話なんてしてる場合でなくて、それより何より守備を重視しなくてはいけないんですが、以前は坪井とか加地がいたけど今は見事に足の速いDFがいなくなりましたよね。中澤やトゥーリオが嫌というわけではないんですけど。それと岩政ですか。カメルーン戦はこの3人で3CBするしかないと思ってます。アフリカンな攻撃を組織力で止められるとは思えない。352になっちゃいますがしょうがないでしょう。もちろん守備的MFは二人です。一人はボールを取れる今野で、もう一人はボール取れて縦にも行ける稲本か長谷部。その前に遠藤でしょうか。中村の出番はありません。
 その次以降は442か4231で、サイドバック&サイドハーフに頑張ってもらう形になりますね。


 いずれにしても日本のグループリーグ突破は無いと思います。残念ながら。オシムがずっとやってたらな・・・