天皇陛下を尊重するとか、国の象徴であるとか、まあ中学生の時とかは全然思っていなかったのですが、本当にすごいんですよね。
 三国志好きの知り合いに説明した時の例え話。


 曹操が興した魏帝国がまだ続いてて、皇帝御自身はもう実権はない象徴になってるけど間違いなく曹操直系が代々皇帝を継いできた。根拠つきで判明している。その曹家を今の代で断絶させるのか?ということ。
 今、諸葛亮の子孫と称する人たちが住む村はありますが、本当に子孫なのか証明することは不可能です。が、子孫かもしれないというだけで話題になる。確実に劉備直系という人が見つかったらそれはものすごいだろう。そして天皇家は庶人に落とされることも無く歴史の目の届くところでずーっとあり続けたこの奇跡的な存在。


 私は心情的には右翼よりだと自認していますが、それでもこのニュースでこれほどむかむかするとは思ってもいませんでした。昨日からイライラが止まらない。
 本当に、民主党に対しては「もういい加減にしてくれ」と、数日置きに思っていますが、まだやるかと。なんかね、いくらなんでももうネタは無いだろうと思っていても、きっとまた3日位したらあるんだよ想像の斜め上が。


「憲法を読み直しなさい」天皇会見で小沢氏反論
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091214-OYT1T00888.htm


 民主党の小沢幹事長が14日夕の定例記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見に関して述べた内容は以下の通り。


 ――皇室外交について、どのような考えを持っているか。


 【小沢氏】どういう意味?


 ――習副主席が来日したが、天皇陛下との会見が30日(1か月)ルールにのっとらない形で行われることになった。


 【小沢氏】30日ルールって誰が作ったの。知らないんだろ、君は


 ――2005年に。


 【小沢氏】法律で決まっているわけでもなんでもないでしょ、そんなもの。それはそれとして、君は日本国憲法を読んでいるか。天皇の行為は何て書いてある。それはどういう風に書いてある、憲法に。国事行為は、内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだよ、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。だから、何とかという宮内庁の役人がどうだこうだ言ったそうだけれども、全く日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない。しかも内閣の一部局じゃないですか、政府の。一部局の一役人が内閣の方針、内閣の決定したことについて会見して、方針をどうだこうだと言うのは、日本国憲法の精神、理念を理解していない。民主主義を理解していないと同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ。当たり前でしょう。役人だもん。そうでしょう。だからマスコミがそういうところを全然理解せずに、役人の言う通りの発言を報道ばっかりしていてはいけません。ちゃんとよく憲法を読んで。そして、天皇陛下のお体がすぐれないと、体調がすぐれないというのならば、それよりも優位性の低い行事を、お休みになればいいことじゃないですか。そうでしょ、わかった?


 ――天皇陛下の健康上の問題にかかわらなければ、1か月ルールはよろしいとの認識か。


 【小沢氏】1か月ルールというのは、誰が作ったんですか、というんですよ。


 ――なくてもいいものだと。


 【小沢氏】なくてもいいものじゃない。それ、誰が作ったか調べてからもう一度質問しなさい。私は、何でもかんでもいいと言っているんじゃないんだよ。ルールを無視していいと言っているんじゃないよ。宮内庁の役人が作ったから、金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話あるかっていうことなんですよ。天皇陛下ご自身に聞いてみたら、手違いで遅れたかもしれないけれども、会いましょうと、必ずそうおっしゃると思うよ。わかった?


 ――小沢幹事長が平野官房長官に、習副主席と天皇陛下の会見を要請したと報道されている。事実関係はどうか。また、天皇陛下の政治利用だという議論が起こっているが、どう考えるか。


 【小沢氏】君も少し、憲法をもう一度読み直しなさい。今、説明したじゃないですか。天皇陛下の国事行為、行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。それじゃ、国事行為は全部、政治利用になっちゃうじゃない。諸君の理解がまったくおかしいんだよ、マスコミの。そうでしょ。何をするにしたって、天皇陛下は内閣の助言と承認でと、それは憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だといわれたら、天皇陛下は何もできないじゃない。じゃあ、内閣に何も助言も承認も求めないで、天皇陛下個人で行うの? そうじゃないでしょう。


 ――平野官房長官に要請したかどうかの事実関係だけ教えてほしい。


 【小沢氏】事実関係だけというなら、先の質問は勉強してから聞きなさい、もう少し。さっきも言ったけど、政府の決めることですから、私が、習副主席と天皇陛下を会見させるべきだとか、させるべきでないとかというようなことを言った事実はありません。


 ――明日予定されていた幹事長と習副主席の会談が中止になったそうだが、この経緯は。


 【小沢氏】予定していたわけではございません。ただ、会いたいという連絡は、あったそうですけれども。非常にお忙しい日程で、3日間で、いろんな方とお会いするでしょう。私は中国に行ってきたばかりですし、お忙しいだろうと思って、ご無理なさらんでもよろしいと。


(2009年12月14日21時26分 読売新聞)




30日ルールは誰が決めた
→95年に文書成立、当時の政権は自社さ連立政権、さきがけの党首は鳩山由紀夫。


国事行為は、内閣の助言と承認で行われるんだよ。
→習近平を迎える肩書きは「実務訪問賓客」らしい。http://twitter.com/SekoHiroshige/status/6654496965 どう見ても政治案件。
 そもそも内閣は助言と承認するんだろうが今回のは天皇陛下に「命令」してるようにしか見えない。
 そもそもそも小沢一郎は内閣には入っていない。


体調がすぐれないというのならば、それよりも優位性の低い行事を、お休みになればいいことじゃないですか。
→ご高齢の陛下に体調を整えていただくのも立派な要件だろうに。副主席程度の輩に会うのがどれほど優位性高いんじゃ。
 そして小沢自身はその御大事な副主席との会談をキャンセル。


 30日ルールに反するとはいえ、数日くらいいいではないか、なんて発言もありましたなあ。数日どころか10日もずれてますが。辞めてから言えとか、なんか役人風情が内閣にたてつこうなんざ10年早いとか言うふうにしか読めませんが何様?まあ内閣を操る独裁者様ですわなあ。


 あーもうやだやだあんまりにもあんまりだろう本当に。