NATROM先生のどうして日本は癌大国になってしまったのか? というエントリが注目されています。人は生きているだけでガンが出来る生き物であり(NK細胞云々もそうだし活性酸素や女性ホルモンやら発ガン性ありと認められた物質もガンガン体内生成する)、人が長生きすればするほどガンで死ぬ率が増えるのは知ってる人にとっては常識です。


 もちろんエントリコメントや、はてブコメントでも当然知っているという人は多かったのですが、「確かに言われてみれば」「気づかなかった」のような反応も少なからずありました。が、正直このエントリは「人はいつか必ず死ぬ」ということを言い換えているようなもので、つまりもしかしたら一般的には、「人は何かの理由で死ななければずーっと生きていられる」とでも思われているのかもしれません。


 ガンで死ななければ死因トップは寿命になるのかな?という意見も見られましたが、たぶん過去は老衰とされてきた死因が実際には何なのか現代医学によって分かってきたという流れだと思うので、今後「老衰死」はむしろ減るかもしれません。そしておそらくガンは減らないでしょうね・・・平均寿命の大幅な減がない限り。


 ではガン撲滅の運動みたいなものが無意味なのかといえば、若年~壮年程度の人たちに見られるガンに対して何か講じるのは意義があるのでしょうが、特に若年者たちにムチャクチャがん患者が多いというわけでもないのに食品添加物云々というのは意味無いてかちゃんと勉強しろとしか言いようがないですね。「農薬や人口食品添加物使いすぎ!!」しかし世界最長寿国という不思議(笑
 実際、ガン抑制に一役買ってる食品添加物だってあるんですがね・・・。