ウェブ上で軽く探してもまだソースは見つからなかったんですが、昼のニュースで放送していました。石川県の羽咋病院で、医療ミスで79歳の女性を死なせたとされ、業務上過失致死で書類送検された医師が、不起訴になったようです。
 書類送検された当時の報道。



★カテーテル挿入ミスか、79歳女性死亡で医師書類送検


 石川県羽咋(はくい)市的場町の公立羽咋病院(鵜浦雅志病院長)で2005年、交通事故で入院した女性患者(当時79歳)がカテーテル手術で心臓を傷つけられて死亡する事故があり、羽咋署が、担当した男性内科医(36)を業務上過失致死容疑で金沢地検に書類送検していたことが29日、わかった。


 関係者によると、医師は同年1月18日、女性の左足の血栓除去のため、首から心臓を経由して左足まで、静脈にカテーテルを挿入する手術を行った。


 女性は同月20日午前7時半ごろ、ショック状態になり、金沢市内の病院で緊急手術を受けたが同日夜、死亡した。


 心臓の外膜に血液がたまって心臓を圧迫したのが原因で、同署は今年3月、医師がカテーテルを挿入する際に、誤って心臓を傷つけて死亡させた疑いがあるとして書類送検した。


 調べに対し、医師は心臓を傷つけた事実を認め、「最善は尽くした。結果として事故が起きてしまった」と供述しているという。



 で、果たして本当に、カテーテル挿入で心臓が傷つけられたのか、直接の死因になったのか因果関係が証明できないとのことで不起訴になったそうです。


 ・・・が、ニュースの見出しは「医療ミスの内科医、不起訴へ」でした。刑事訴訟法はよくわかりませんが、不起訴なのに「医療ミスの」内科医ってどう考えてもおかしいでしょう
 マスコミってこういう感覚が完全に刷り込まれてるんだよなぁ。まさにデフォルト。


koume