以前から書いていますが、私には地産地消と言う言葉が意味不明です。


 地域で採れた農産物を地域で消費しようと言う試みですが、どこがわからないかと言うと、その地域が指す範囲についてどう定義されているのか分からないからです。
 市町村のレベルなのか、県なのか、地域なのか、国まで広げていいのか。もし仮に市町村だとしたら大変な話で、東京の山手線圏内などでは地産地消が不可能となります。


 なので、こんな曖昧なのはやめて、時産時消としてみたらどうでしょうか。そのとき採れるものを食べる・・・簡単に言えば旬を大事にすることです。旬の食べ物は美味しいばかりか栄養価も豊富です。
 つらい点は、旬の食材に頼ると言うことは、その時期はほぼ毎日その旬の食材ばっかり食べることになる点です。毎日毎食です。どれだけ調理法を工夫してもいずれ飽きます。ただし地産地消なんかに比べてコンセプトはより明確です。


 はっきり言って地産地消なんか薦めても、その後のワイドショーやバラエティなどでセレブ御用達のこじゃれたイタリアンランチなんか特集してたら意味なしです。どう考えてもそっちの方がうまそうだもの。


koume