6月29日に金沢市の某酒店で行なわれたワインの試飲会に参加しました。

テーマは「初夏のスパークリングとリースリング白ワイン」。


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Robert J. MVR

ロベルタ・J・ムール リゼルヴァ・ブリュット


世界一予約の難しいレストラン「エル・フジ」に採用されたというスペインのカヴァ。ブリュットにしては辛くなく、むしろ甘く感じるが、よくスーパーにあるフレシネと比べるとドライ。苦くも辛くも酸味もなく、シャンパンに比べれば飲みやすいです。逆に言えば特徴があまりないですが、舌を刺激しない分、前菜に合わせやすいかも。


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Gremant de Bourgone Nature Brut

クレマン・ド・ブルゴーニュ ナチュール・ブリュット

(ドメーヌ・セリーヌ・エ・ローラン・トリポ)


シャルドネ100%。マコネー地区でビオディナミ農法を行なっているという自然派ドメーヌ。飲んだ瞬間、味がブル白ワイン?と思った。ブルゴーニュのシャルドネの白ワインに炭酸を入れたような。ま、シャルドネ100%だから当たり前か。でもシャンパーニュのブラン・ド・ブランはキリッとした辛口で酸味も強いし、全然違うね。炭酸も強くないし、今回飲んだスパークリングではこれが一番気に入ったかなぁ。ビオディナミだから、は関係なく。


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Marramiero Brut

マラミエーロ ブリュット


イタリアはアプルッツオ州にて、シャルドネとピノ・ネロを使い、シャンパーニュと同じ瓶内2次発酵で造られたスプマンテ。とっても濃くて、クセになりそうですが、好みの分かれそうな味でもあります。色も3種のスパークリングの中では一番濃い。陽気なイタリアンに好まれている泡だと聞いたとき、何となく納得しました。特にナポリに似合いそう。


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純米吟醸 生酒 獅子の里 禅

松浦酒造


加賀温泉郷のひとつ、山中温泉にある松浦酒造による活性純米吟醸。酵母が生きています。開けてから時間が経っているせいか、炭酸はほとんどない。でも開けたてよりは美味くなっていると言う。あまーいですねぇ。甘いせいでアルコール度は低いかなぁと思ったが、確認したら12~13度と結構あった。ベタつくような不自然な甘さではなく、自然な上品な甘さなので女性に人気出そう。私はと言えば、普段あさ開のドライな泡を飲んでるので、やけ甘く感じてダメかな。

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左: Robert Weil Halbtrocken 2005

   ロバート・ヴァイル リースリング ハルプトロッケン 2005
右: Robert Weil Kabinett Halbtrocken 2005

   ロバート・ヴァイル リースリング カビネット ハルプトロッケン 2005


ラインガウを代表するヴァイルのハルプトロッケン。ハルプトロッケンは半分辛口という意味(だっけ)。ロバート・ヴァイルはお気に入りのドイツワイン生産者なので、これが目的でワイン試飲会に参加したと言っても過言ではない。辛口というけど、充分甘かったですね。左のハルプトロッケンでちょうど酸味と甘味のバランスが良くて美味かった。カビネットは更に甘いんだけど、たくさん飲むのは辛いかな~と感じた。左のワインで十分。家にヴァイルのキートリッヒャー・グレーフェンベルグ・リースリング・シュペトレーゼとそのアウスレーゼがあるんだけど、どんだけ甘いのか、開けるのが怖くなってきた。

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Frank Phelan 2002 Saint-Estephe

フランク・フェラン 2002 ACサン・テステフ


お口直し。ブルジョワ級のフェラン・セギュールのセカンド。ちゃんと室温に合わせてあったので、冷えたスパークリングや白ワインの後に飲んだ直後はすごーくぬるくて不味く感じた(汗) カベルネ・ソーヴィニョン主体ですが、まろやかで上品。上記とワインと比べるとやっぱり何か肉とか食べながら飲みたいなーと思った。ビーフジャーキーをガジガジでもいいな。


店でシャトー・ダッソー97、ルチェンテ05、奥能登の白菊2種(純米と本醸造)を買って、良い気分で帰宅。


suzu