GWに知人宅でホームパーティーしたのに引き続き、別の知人夫婦宅で4人で飲んできました。ちょっとした祝い事関連だったので、去年suzuさんから貰った1977年のフットボール を持っていきました。


080524

Chateau Montrose 1977 (右)

シャトー・モンローズ 1977

ACサン・テステフ


 上のリンク先の記事にもあるように、77年はものすごーく悪い年です。ワイン用語で言うならバッド・ヴィンテージ。しかもグレートに悪いです。


 開けてすぐにグラスに注ぎ、すぐに飲んだ第一印象は、ちょっと酸っぱいなぁ~でも薄いイチゴジャムのような味が意外とあるし飲めるかも、でした。香りはほとんどなかったです。30分ぐらいたち、ボトルの温度も上がってくる頃には、酸っぱさが和らいできて、若い頃にはあるボルドー特有のパワフルさが消えた上品な枯れた味を楽しめました。一緒に飲んだオー・ブリオンと比べると、すっと喉に流れるようでした。先方の奥さんは、オー・ブリオンはほとんど飲まずにモンローズばかり飲んでました。


 開ける前は、枯れすぎて錆びた味がするんじゃないかとか酢みたいになってるんじゃないかとか、かなり不安だったんですけど、結構美味しく飲めたのですごくほっとしました。過去に77年の4,000円もしなかったボルドーワインをのときも普通に飲めたし、世間が言うほど77年は意外と悪くないんじゃないの(^^; まあ、ものによるだろうけど。実際、以前に飲んだシャトー・フェラン・セギュールの77年は開けて5分でお亡くなり・・・(笑

 バッド・ヴィンテージのワインは安く買えますし、検索すればラフィットやムートン・ロートシルトの77のも安くありますし、バッド・ヴィンテージのワインも捨てたもんではないかも(笑



Chateau Haut-Brion 1997

シャトー・オー・ブリオン 1997

ACペサック・レオニャン


 先方提供です。この人にはムートンやラスカーズを飲ませてもらったこともあります。持つべきものは友達(笑


 さすがに強くて複雑な香りと、圧倒的なボリューム感。尊大なまでに強いといわれる味わいです。ただ、まだ若いかな。97ですけど、やはり20年はたたないと真価を発揮しないのか。それにしてもオーブリオンのボトルは特徴的だ。


 ワインはこんなにすごいのに、食べ物はスーパーで買ったお惣菜と言う悲しさ(笑)まあサラダだけは手作りして持っていったんですけど。けど77モンローズは意外な美味しさで大満足でした(^^)v


koume