札幌の「氷雪の門」でうまいカニを食って帰ってきたきたところですが、報道ステーションを見ると、今度は福島でジクロルボスが混入した冷凍食品が見つかったというニュースが。ジクロルボスは農薬としても使用される殺虫剤です。

国際化学物質安全性カード ジクロルボス
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0690c.html

 検出された量は餃子全体で10ppm、皮だけに限ると110ppmだったそうです。ニラなどへの残留基準値は0.1ppmで、ADIは0.0033mg/kg/day。メタミドホスのADIは0.004mg/kg/dayなのでメタミドホスよりも危ないものと言えます。(←メタミドホスのADIを.0.04と書いていたので間違い。実際にはジクロルボスの方がどちらかというと安全らしい)今報道ステーションで喋っている東大教授は「残留基準値はかなり安全域を取ってるので2~3倍オーバーしたものを数日食べても影響はない」と言っていたのはグッジョブです。もちろん今回のジクロルボスの残留はその程度のものではありませんが。余談ですがジクロルボスは通常の殺虫剤にも使われている成分で、例えばアース製薬のバポナ殺虫プレートなんかに入っています。

 メタミドホスよりも詳しい分析結果がいきなり出たのにびっくりしました。皮の残留量が突出して多かったので、打ち粉と間違えたという説が説得力を増しそうです。

 とりあえず長文をアップできないので概略的な説明をば。この話題を続けるのは、ほんとは余り気分が良くないんですけどねえ(^_^;)

koume