・・・てサッカーでなくてワインの話です。ちなみに77年のサッカー事情は中田英寿が生まれたくらいでたいした話題はないです。バロンドール受賞者もデンマークのアラン・シモンセンで超地味(笑)や、小柄で素晴しいドリブラーだったそうですが。


 8月25日、suzuさんからシャトー・モンローズ77年をいただきました(^^)ありがとう~!


 ところでsuzuさんは知っていることですが、77年はワインにとってすごい悪い年、バッドヴィンテージなんです。もうただ悪いだけでなく、グレートに悪い。70年代最低といわれていて、ワインに詳しい人に77年の事を聞いても、ほぼ瞬時に「ご愁傷様です」といわれるほどです(^^;


 ロバート・パーカーがつけるパーカーポイントには賛否両論ありますが、まあそんなパーカーポイントで90点台当たり前なワインであるシャトー・ムートン・ロートシルト が77はなんと68点です(笑)マルゴー は多少ましで78点ですが、1級格付けでそんな点数はなかなか見れません。
 もっとすごいのがシャトー・ローザン・セグラ というワインで、77年ごろのローザンセグラはいろいろな事情でもともと評価が高くないのですが、それにしても50点という評価はないでしょう・・・というのはパーカーポイントはまず基礎点が50点あるのでして、つまり50点はもうそれ以下の無い最低点なのです。ちなみに90年前後以降のローザンセグラはボルドー最高クラスのワインにまで評価を高めています。


 マイケル・ブロードベントの「ワイン・ヴィンテージ案内」によると1977年ボルドー赤は、「一般的にワインに胸が躍るところがない。ほとんどが味わいの深みと長さに欠ける。まだあったら飲んでしまう事。」などと書かれ、しかも評価が星なし・・・1つもなく、ゼロなんです。そんな評価は見たくても見れない(^^;


 ただ、ワインの味は他のものにもすごく左右されます。雰囲気とか、誰と飲むかとか、思い入れとか。
 私はたぶんこのワインは美味しく飲めますよ。もしかしたら、日本で1番77ワインを美味しく飲める男かもしれません。
 なにしろバースデイヴィンテージなので。


koume