前のオーストラリア戦は完全にジーコの采配ミスだと思う。守備が必要な場面で守備の選手を何故入れなかったのか。前半いっぱいくらいは攻めててもかまわなかったが、後半20分すぎて1点勝ってるゲームでなぜ必死で攻め続ける必要があったのか。何故守備の出来ないアレックスを使い続けたのか。


 で今日の試合。結果は0-0。ただ、日本は勝てる試合だったと思う。守りはだいたい及第で、攻めに関してはすごいチャンスがいくつもあった。3点取っててもおかしくなかったと思う。とにかく最後のシュートが下手くそだった。柳沢も玉田も。まあそれでも、日本のFWがシュートが下手くそだってのは昔からだったのでこれはしょうがない。
 問題は中村俊輔。なぜ、ジーコは彼を使い続けるのか?彼はボールを持つと、必ず一呼吸を置いてからボールを動かし始める。ボール持ちすぎで、相手がディフェンスする余裕を勝手に作っている。FKがうまいと言われつつ、全てのFKがホームラン。ひとつだけダイレクトのいいプレーがあったが、どう考えてもいらない。
 中田英寿は素晴しかったと思う。とにかく運動量がメチャクチャに多かった。まさにピッチ全面で守備に走り回り、確実にボールを奪い、中盤から速いパスのサイドチェンジなどで前の選手を巧みに動かし、狙ったミドルシュートは全て枠内を捉えていた。後半はさすがにばてたのか競り負けるシーンもあったが、それでもボールを追いまくりしっかり攻撃を組み立てていた。ベストプレーヤーは明らかに彼だと思う。
 それと川口。前の試合に続き神がかり的な活躍。それでも勝ちに繋がらないのは彼の運のせいか?


 今回のジーコの采配は、やはり疑問。何故彼は、選手交代の時に同じポジションの選手を入れ替えるだけなのか?MFの福西を稲本に、FWの二人をやはりFWに。まあ福西はボランチだが、稲本は守備的ミッドフィルダーというよりランパードのようなセントラルMFだと思うので厳密には違うポジションと言うことになるが。
 まああのFW二人は相当動けなくなっていたので交代しないとしょうがなかったかもしれないがそれでも、守備の選手を減らして攻撃の選手を入れるとか、そういうパターンが無いのがよくわからない。ついでに言えば、FWは守備をしすぎではないか?高原など、サイドバックのアレックスよりも後ろで守備をしていたシーンもあり、FWがあれほど動き回っていたら攻撃で集中できるはずが無い。結局、組織的な守備が無い為に行き当たりばったりなことをやっているからこうなる。むしろ中田浩二を先発にして、後半途中からのカードとしてアレックスを使ったほうが有効なんじゃないかと思う。


 次は勝たなくてはいけない試合になったが、まあブラジル。無理でしょ(笑


koume