最近遊んでるゲームが、昔のPC用ゲームなんですが「信長の野望 天翔記」です。



 信長の野望シリーズは光栄(現コーエー)の看板シリーズのひとつで(もうひとつは「三国志」)、歴史シミュレーションゲームの草分け的存在でなおかつ現在でも新作が登場する長寿シリーズです。
 シリーズは、「将星録」までは全て遊んでいます。ちょっと触っただけのもありますけど。最近のは全然やっていませんが「嵐世記」は安くなったし面白そうなのでやってみようかな、機会があったら。


 最初の「信長の野望」と2作目の「信長の野望 全国版」では武将が存在せず、大名のみで行くのが特徴で、システムも現在のものに比べて非常にシンプル。面白くて当時はけっこうはまりましたが、慣れるとやたら簡単なので飽きるのが欠点ですね(^^;ただ、システム的に未完成ゆえにいろいろな戦略を駆使できるところがよかったです。


 次の「戦国群雄伝」はめちゃめちゃ遊びましたねー。各大名に配下の武将がつけられ、一気に奥が深くなりました。逆に、弱い大名はますます弱くなった(配下が弱い)のがつらかったな。
 東北や九州地方がなぜかオミットされており、中国の毛利や北陸の上杉が地理的に非常に有利になっていた(毛利の場合は西に敵がいない事になるため、後顧の憂いが無い。実際には大友とかがいたのに)のがちょっとアレでしたけどまあゲームとして面白かった。武将の能力でいえば武田軍が妙に優遇されていましたね。山本勘介なんて異様に能力高かったし。いくさをやっても本多忠勝より強いもんなぁ。
 その次の「武将風雲録」はちょっと触っただけです。


 で、その後の「覇王伝」は、かなり遊んだから面白かったんだろうけど、今になって覚えてるのは「つらかった」ってことですね。今までは郡県制で、たとえば織田軍を攻めるときは尾張に侵攻するとかだったのですが、「覇王伝」からは拠点が城単位になり、清洲城とか各城ごとに攻略していかなくてはならなかったのです。
 そっちの方がリアリティあるといえばそうなのですが、今まではせいぜい50くらいの拠点を攻略するだけで済んでたのにいきなり170ですからね。確か上杉謙信で始めて、東北を回って関東を制圧し、中部まで行ったあたりで止めました。もう飽きたと。
 このゲームで面白いのは、武将に対する報酬が従来の金だけではなく領土を分け与えたりいろいろな方策が取れるようになりました。中でも楽しかったのが「一字拝領」で、大名の名前から一文字を武将につけさせるというのがあるんですが、上杉景勝が配下の柿崎景家に一文字与えるとなんと「柿崎景景」という武将が誕生してしまい、本人は非常にトラウマになっただろうと予想されます。


 んで未だに遊んでる「天翔記」ですが、これは面白いですねえ。城単位なのは同じなのですが、郡県制と少し合体して、ひとつの城に侵攻すると同時に周囲の城にも同時に攻め込むことができるようになり、それだけで非常にスピーディに感じます。
 また武将の能力値が変わっていて、今までのシリーズは武将の能力はほぼ固定値で、多少は変動してもあまりダイナミックなものではなかったのですが今回は戦闘すればするほど戦闘力が上がったり、国内の政治に携われば成果ごとに政治力が上がったりというシステムになっています。
 そもそも最初の能力は全員低くて、最強の戦闘能力を持つ上杉謙信も武力値100しかない(まあ他の普通の武将よりは強いけど)のですが、いくさを繰り返すうちに最高値200まで成長します。100と200の威力は大違いで、最強まで育った謙信や立花道雪、真田幸村などが登場した場合は「触れたら殺される」ようなものです。
 このシステムのおかげで、例えば元服したてでまだ若い真田幸村よりも、戦場をかけてウン10年というような名も無い古参の武将の方が強いということがたびたびあり、そういうベテランから若手が戦い方を教わる場面などはなかなか深いものがあります。
 シミュレーションとしては全然現実寄りではなくむしろかなりゲーム的なのですが、その分面白いです。


 「将星録」はちょっと触った程度で、ほとんど遊んでいません。


 最近の「信長」シリーズは面白いですか?どなたか教えてください(^^)


koume