【Sankei Web】2006/04/15 東京朝刊

景気回復の余波で、一本数万円クラスの高級ワインが売れている。代名詞ともいえる「ロマネ・コンティ」の専門店がお目見えしたほか、酒類量販店も高価格帯の品ぞろえの充実を急いでいる。ただ、五月から実施される酒税改正で増税されるビール風味アルコール飲料「第三のビール」の駆け込み需要も始まるなど、「息抜きの一杯」にも二極化の波が押し寄せているのかもしれない。(森田晶宏)

「ワインの売れ行きには浮き沈みがある。しかし、久々に波がきたと感じている」。西武百貨店渋谷店のワインマイスター、吉澤英昭さんはこう語る。
同店では昨年十一月ごろから高級ワインの販売が好調で、二月のワイン全体の売り上げは前年比約二割増。中でも活発なのが二万-十万円の商品だ。「収集するだけでなく実際に飲む人が増えている」(吉澤さん)ことも、売れ行き好調につながっている。大丸東京店でも高級シャンパン「ドン・ペリニョン ロゼ」(四万四千百円)の昨年の売上本数は前年の約三倍だ。

また、ワイン輸入・販売のルミット(東京都港区)は三月上旬、世界最高峰ともいわれるワイン「ロマネ・コンティ」の専門店を東京都内にオープン。販売中心価格は一本十万-六十万円前後。担当者は「個人消費も回復傾向を強めており、幅広い顧客層を掘り起こしたい」と意気込む。

こうした流れを敏感に感じ取った酒類量販店も高額商品を充実させる戦略を取り始めた。業界大手のやまやは旗艦店舗の沖野店(仙台市)を三月に全面改装。十万円以上の品ぞろえを拡充し、一本約四十万円のロマネ・コンティが売れるなど「こだわりが強く本物志向の消費者が増えているのは確か」(松本庄司常務)という。

好景気と高級酒の連動は常に指摘されるが、今回は第三のビールの出荷量がビール類出荷量の約二割を占めるなど、“大衆酒”需要も高まっている。「価格そのものより食事や雰囲気で飲む酒類を変える」(酒類販売店)といった消費者側の選択の広がりも大きいようだ。


ワイン消費者の中でも高級ワイン嗜好者(or志向者)数自体は少ないと思うんですけどね。本当にそんなワインを習慣的に飲んでるのかなぁ。月イチとかじゃなくて?

ここ最近、地元の酒類量販店もいつも「世間で人気」の決まりきったワインとか、500円以下の激安ワインとか、3000円台のワインとかばっかりで、1000円前後のワインが少なくて少なくて。金を落としてあげようと思うも、選択幅がない。だから私はいつもネットで購入してます。なんで1000円前後かと言うと、日常用ならこの辺が一番質と価格が合ってると感じるからです(個人的に)。

ところで「本物志向」ってどーゆーこと?本物のワイン、っていうなら全部ブドウから作られた本物ですけど(笑