http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060324k0000e040020000c.html


 石川県の話題ですが本日の全国ニュースになりました。この原子力発電所、先週運転開始したばっかりだったのですが、近くに地震の活断層があって安全面で不安と言う事で地域住民などが訴訟を起こし、んで今日判決が出たと言うことです。北陸電力(原発側)は控訴するらしいですが。
 
 私は、どちらの主張が正しいのかはよくわかりません。もちろん、社会的には、判決の方が正しいわけですが。ただ、実際の安全性に関しては、それほどの大問題ではないのでは?とも思います。原子力発電所なんて、その構造はものすごい安全率で作ってあるだろうし、多少想定外の地震が来ても大丈夫だろうとは思います。


 このニュースを見たとき最初に思ったのは、マンションの耐震偽装に端を発して、現代社会が地震に異様に神経質になっているなあ、と言うことです。
 もちろん、予想できる脅威には事前に対処しておくのが当然ですが、その対処の要求が異様に高いレベルになってしまっている。当然の備えを当然のようにしておくのは当然ですが、当然以上の備えが当然になってしまうのは果たして正しいのか?


 ところで関係ありませんが、耐震偽装のマンションに住んでいた方々は現在、新潟県で実際に地震の被害に遭った人たちよりも手厚い保証をもらっています。私は両者とも無関係なので、だからどうだと言うわけではないのですが。


koume