トゥアレグ  フォルクスワーゲン のトゥアレグ(Touareg)に試乗してきました。


 同じ海外産SUVカーにはBMWのX5 、GMのキャデラック・SRX 、ポルシェのカイエン 、ランドローバーのディスカバリー 、フォードのエクスプローラー 、ボルボのXC90 、メルセデス・ベンツのMクラス などなど・・・・トゥアレグは2003年7月生まれ。「トゥアレグ」はサハラ砂漠の遊牧民という意味らしいです。

 グレードは2つで、V6の3200ccとV8の4200ccモデル。V6は495万円。同じV6エンジンを積むライバルの価格はX5が599万円、カイエンも599万円、Mクラスが570万円。なのでまぁ安いといえば安いかも。でも外見デザインがちょっと地味ですね。

 今回試乗したグレードはV8。右ハンドルでティプトロニックA/T6速。オートマだけど、簡単にマニュアルシフトチェンジができるティプトロニック。しかもレバーだけでなく、ハンドルにシフトチェンジボタンがついており、更にハンドルの後ろにも指で引っ掛けてチェンジできるレバーがある・・・・豪華というか無駄というか(笑)欧州欧米ならともかく、日本でこんなシフトチェンジが必要な場面なんてそうそうない(^^;

 でもちょこちょこと簡単にシフトチェンジできるのはおもしろい(笑

 内装・・・・V6は知らんが、V8は本革シートが標準装備。キーを挿す位置がハンドルの右側ではなく、左側のしかもオーディオ機器のすぐ左隣にあるという型。デザインはウッドパネル、革そしてプラスチックパーツを組み合わせたものですごく自然で上品、質感はなかなか。スイッチの多さに最初は必ずたじろいます(^^; ヘッドランプやフォグランプもボタンを回すものだしね。まぁ慣れてくると、ここにこのスイッチやレバーがあることが便利だと感じてきましたが・・・


 冷暖房設備は運転席と助手席それぞれで温度を調節できる、また温度が個々にデジタル表示なのも、また至れり尽せりと言うか・・・・今まで高級カーなんぞ乗ったことのないショガナイ人なのでいちいち驚いてすまぬ。シートは軟らかくも硬くも無く座り心地はよかったが、背もたれも座る部分も左右前後に細やかに調節できることにまた感動してしまった(笑) や、この快適さとサスペンション(路面の凸凹を車体に伝えない緩衝装置)の良さのせいで、運転するときにふわふわ感があって落ち着かないとゆーf(^^;


 外見・・・低い全高と優雅な線を引いたラインなので、実際は威圧感は無く、こんなもん?って感じでしたね。地味さのおかげで目立たないなぁ・・・姉妹車のカイエンはポルシェデザインばっちりで目立つのに(笑

 リアのハッチはガラスハッチだけの開閉もできて、実用性いいですね。荷物スペースも十分なゆとりで紐を引っ掛けるためのフックも各所にあり、荷物をたっぷり積められます。後方視野の視認も十分で、楽々にバック駐車できます。

 そして肝心の走り・・・・2トン以上ありますが、そんなの関係なーいな快適な走りです。さすがに加速するときはちょっと重さを感じますが、加速自体速いし、動きもコーナリングも滑らかで快適です。高速では気がつくと120キロ超えてたりするとゆー、ある意味危険な(笑


スペック(V8)
寸法 長さ 4,755 mm 幅 1,930 mm 高さ 1,730 mm
総排気量 4,172cc(V6は3,188cc)
最高出力 310 ps(228kW)/6,200rpm
重量   2,360 kg(V6は2,240kg)
最小回転半径 5.4 m
タイヤサイズ 255/55R18