ナジレデ・アウスブルッフ[2002]<赤>貴腐ワイン750m  ■ナジレデ・アウスブルッフ 2003 ブラウフレンキッシュ、カベルネ・ソーヴィニョン


ぶどう品種:ブラウフレンキッシュ、カベネル・ソーヴィニョン
価格:¥3,990
飲んだ日:2005.07.02
個人的評価(10点満点):8点

ハンガリーの貴腐ワインといえば、ルイ14世が『王のワイン、ワインの王』と称えたという、トカイ・ワイン が有名です。が、今回は同じハンガリーでも珍しい(?)の貴腐ワインです。品種は意外や意外のカベルネ・ソーヴィニョンとブラウフレンキッシュのコンボ。それが珍しくて、つい買ってみたのですが。ちなみに最後の1本でした(笑

「ナジレデ」という名前は、トカイの手前の村の名前です。だからでしょうか、カベルネ・ソーヴィニョンやブラウフレンキッシュに、貴腐ぶどうになるのに必要な貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)がつきやすい環境になってるんでしょうね。


貴腐ワインは大変に甘いワインですが、このナジレデ赤を飲んだとき、確かに甘かったのですがも恐らくカベルネ・ソーヴィニョンに由来するであろう酸味と渋味があって、それが調和していて飲みやすかったです。香りはちょっと漢方系の香りもしたかな。色はピンクを帯びた透明なルビー色で、ボルドーワインほど濃くないです。2003年のまだ若いワインなのに、澱がかなりあった・・・。ブラウフレンキッシュってどんな味のぶどうなのかよく分からないので、こっちに関してはなんとも言えないですが(^^;


とにかく、ただ甘ったるいだけじゃなくコクがあるのに酸味があるので爽やか、甘みがあるから冷やすと爽快、なんかチーズやポテトチップスなどと一緒に飲みたくなるような、そんな軽やかな貴腐ワインでした(^^ 極甘口なので、冷蔵しておけば3日4日も続けて美味しく飲めましたしね。日にちがたつと酸味と渋味が薄れて、ワイン単独でも楽しめるようなデザートワインになってきました(^^ 貴腐ワインにしては値段も安いですし、ソーテルヌやトカイ・アスーだと甘さが強くてくどい!という方にもいいのではないでしょうか。


ナジレデには同じようにミュスコタリーとマスカット品種からなる白の貴腐ワイン もあるそうです。この白の甘さはトカイ風に言えば、アスーの5プットニッシュにあたるそうです。是非飲んでみたいですね。しかし、こんなワインは赤貴腐も含めて、滅多にしか売ってないだろうなー


suzu