■シャトー・リューセック 2001 ハーフ
ぶどう品種:セミヨン、ソーヴィニョン・ブラン、ミュスカデル
価格:¥4,680ぐらい
飲んだ日:2004.11.10
個人的評価(10点満点):9点
世界でもっとも素晴らしい甘口貴腐ワインを生産する地区において、特別第一特級格付のシャトー・ディケム
に次ぐ、ソーテルヌを代表する第一特級格付のシャトーです。有名なシャトー・ラフィット・ロートシルト
を持つロスチャイルド家の所有。
これまでワインを飲むにあたって、貴腐ワイン自体を飲むのはリューセックが初めてでした。とても甘口だと聞いたので、想像で甘ったるいような香りなのかなと思っていたのですが、意外と香りは控えめでアレ?という感じでした。しかし、一口飲んでみてとても驚きました!
ハーブや漢方薬のようなニュアンスが含み香にも味にも感じ、ねっとりした舌触り。それはアカシアのハチミツのようで、またマンゴー系の香りもし、単に甘ったるいだけではなく、とても上品な気品のある甘みでした。ハーブ系のニュアンスが含まれていたのが良かったのだと感じます。それがなかったら単なる甘口ワインになっていたのかも・・・。飲んだ日から3日4日たっても、それは維持されていてとても強いワインなんだなと思いました。
実はフレンチ料理店でディナーコースとともに飲んだのですが、その中でフォワグラのソテーとともに飲んだのがとても素晴らしく美味しく、今だ印象に残っています。海鮮料理や肉料理にももちろん合いましたが。まぁディナー自体もそんじょそこらにはない、レヴェルの高いものだったせいもあるでしょうが(^^;
このようなワインが20年後にはどのような味になっているのか・・・とても興味津々なところですね。
koumeさんが、ソーテルヌワインを知らない人に黙って飲ませるとサプライズになる、と言っていましたが、なるほどよく分かります。香りはあまり感じないのに、飲んでみるとすごく甘くてとろけるようですから(^^) まぁでも、あまりの甘さに好みは二分されているようですが。
私には、リューセックはとても衝撃的で、その味にとても感動しました。他のソーテルヌ貴腐ワインは飲んだことがないので、是非ともいろいろ飲んでみたいものです(^^) もちろん、リューセック自体もまた機会があれば飲みたいですね!
suzu