■シャトー・デ・ジャック ムーラン・ナ・ヴァン クロ・ド・ロシュグレ 2000 ルイ・ジャド
 フランス/ブルゴーニュ/ボージョレー →参考はこちら

 ぶどう品種:ガメイ
 価格:¥3,500
 飲んだ日:2005.02.05~07
 個人的評価(10点満点):8点

ボージョレーといえばヌーヴォーで有名なので名前だけは知ってる方も多いと思います。私も毎年一応としてヌーヴォーは飲んでます。ヌーヴォーはフルーティで新鮮味溢れてますが、格別美味しいとは思わないですし、質の割には高い、物足りないワインと感じます(私的には)。それで、ボージョレーで美味しいワインがないかkoumeさんに聞いたところ、上のワインを紹介されました。
ちなみにこれはヌーヴォーではありません。

1859年に創立した、ブルゴーニュでも有数のネゴシアン『ルイ・ジャド社』が1996年に獲得した「シャトー・デ・ジャック」の造るボージョレー。中でもムーラン・ナ・ヴァン村のボージョレーは最もブルゴーニュのピノ・ノワールに近いワインとして認められています。

開けた最初は渋味が強くて飲みにくい。なので2/3残して冷蔵庫に保管し、翌日飲んだところ、渋味がとれてまろやかになり、とても美味しい!ヌーヴォーと同じガメイ種ですが、ヌーヴォーが透明でやや明るい色なのに対し、ムーラン・ナ・ヴァンは色は濃くて深いガーネット色だし、香りもピノ・ノワール種に近く、まったく別物と思えるほどです。フルーティもあり、上品で強くないコクもタンニンもあり、まさしくピノ・ノワールのワインで、「これはガメイではない!」と言われるゆえんですね。このボージョレーは長期熟成にも耐えるそうなので、今度購入したら熟成させてみようと思います。全くのワイン初心者の知り合いに飲ませてみましたが、「こんなに美味しいワインは初めて飲んだ!」ととても感動しておりました(^^
開けたては渋いし、美味しく飲めるようになるまで時間はかかりますが、ブルゴーニュのピノ・ノワールのワインに比べるとコストパフォーマンスはとても良いと思います。

ボージョレーワインを侮るなかれ(笑

suzu