私は大学時代、体育会の競技ダンス部に所属していました。


父が大学時代に踊っていたことから、高校生の時にダンススタジオに連れて行かれ、ダンスシューズを買ってもらったことが始まりです。

競技ダンス部での活動を終え、大学卒業後もしばらくダンスを続けていたため、教員間での私の代名詞は「ダンサー」。

踊っている時は、嫌なことも辛いことも全て忘れます。私にとって、特別な時間です。

時は流れ、結婚・引越し・出産。
気がつけば10年以上、踊ることから離れていました。

でも、両親はいつも
「機会があったら踊りなさい」
と言うのです。

履かずじまいになっているダンスシューズも、ダンス用のスカートも、きちんと実家に置いていてくれました。

子育てでいっぱいいっぱいだった頃の私は、
「なんでそんな無理な事を言うんだろう?」
と思ってました。
踊る環境はないし、時間もないし、、、。


そんな中、ひょんな事から知り合いの方にダンスを教えるようになり、その後、職場の先生の繋がりから、ダンスパーティーに行く事になりました。
私は東京から両親を呼び、3人でパーティーに行く事にしました。

パーティーで踊る私を見て、一番喜んでくれたのは両親でした。
「活き活きしてるね。昔と全然変わらない(o^^o)」
そう言ってくれました。

私はやっと「踊りなさい」と言ってくれていた意味が分かりました。

自分が楽しいと思う時間を、そして
自分が自分らしくいられる時間を
持っていて欲しい、という事。


このパーティーで私は父とも踊る事が出来ました。
何年ぶりだろう??
一緒にパーティーに出るなんて機会は無かったし、親子だと照れくささもあって。。。
とても貴重で素敵な思い出が出来ました。

余談ですが、このパーティーで私のダンスシューズが崩壊ガーンガーン  仕方なく、後半はリゲッタの靴で踊りました。
GWの帰省で東京に帰った際、15年ぶりくらいにダンスシューズを購入ラブ


子育てと主婦と教員とクラリネットの間に「ダンス」の時間を確保して、細ーく長ーく続けられたらと思ってます。